22/08/19 ファイン・ヴァケイション

今日は有休!
メガネが出来上がったと連絡が来たので取りに行く必要があったのですが、取りに行くついでにやりたいことを2個ほど追加で詰め込める見通しが立ったのでスルッと行ってきました。こういうふと思い立って取る有休が一番気持ち良いねんな。

本来は平日なので身体が勝手に平日の時間に目を覚まし、ゆるりと軽く朝食を取って出かけるとまずメガネを受け取り、そのままかけてうまいラーメンを食べ、ブックカフェでコーヒーとワッフルを食べながら本を読みました。こういう有休が一番気持ち良いねんな。

『文春将棋 読む将棋2022』を読んだのですが、良かったです。
プロ将棋を見る大きな楽しみのひとつが棋士のドラマ。プロ棋士の多くは小学生の頃から頭角をあらわし、同じく天才と言われるような子供同士で切磋琢磨するので、同世代のプロ棋士同士はそれこそ小学校時代から奨励会の修行時代を経てずっと知り合いだったりするんですよね。
そして現役生活が一般のサラリーマンの引退年や下手したらそれよりも長く続くのがプロ棋士という職業でもあり。そういう人生レベルで人と人のドラマが展開するのが非常に面白い世界なのですが、この本はそこの時間軸の切り取り方が非常にうまい。
藤井「世代」に焦点を当てた特集だったり、棋士のインタビューでも棋士個人の修行時代からのドラマと棋界そのものの移り変わりをリンクさせたり、列伝としても読ませるものになっています。
また『将棋記者が迫る 棋士の勝負哲学』のときも書きましたが、AIとの出会い方や付き合い方に非常に個性が出るのも現代プロ棋界の面白い部分だと改めて感じました。
特に良かったのは勝又教授による藤井豊島の12番勝負の特集と近藤先生のインタビュー記事かなあ。

その後ブックカフェを出ても相変わらず本屋を見ていると技術書の棚で個人的に興味のある分野の良い本を見つけ、しばらく立ち読み。Amazonで買おうかなあとか考えながらエスカレーターで下まで降りたのですが、そこで足を止めました。
いや、この本屋が出会わせてくれた本なのだから、この本屋で買うのが筋というものじゃあなかろうか!

というわけでまたエスカレーターで引き換えして勢いよく購入。専門書なので安い本ではないのですが、会社が補助金出してくれると信じてるぜ。

デパ地下のいつも漬物を買う店で漬物を買い、鮭ハラスの弁当を買い、帰りました。
夜は毎週金曜やってる友人との通話感想会。Gレコの劇場版の話などをして楽しかったです。