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占星術と月のハナシ〜月の欠損理論を考える

占星術の月

占星術では、生まれた時の各天体
-月・水星・金星・太陽・火星・木星・土星(天王星・海王星・冥王星)-

が、どの星座(12サイン)にあるかなどの情報から、
いろいろ読み解いていきます。

太陽はその人の主体的な意識、顕在意識であり、
月は無意識、潜在意識の領域で、素の自分をあらわすとされています。

それを占星術界の大御所、
マドモアゼル愛先生が、

月は欠損であるから、
自分の特性として、
持ってる資質として考えてはいけない。

と、現代の占星術のメソッドを
否定するような立ち位置をとられ、
業界が騒然となりました。

「月の教科書」との出会い

占星術にはいろんな解釈があるため、
特に深く、月の欠損理論については、
調べていませんでした。

が、
母が亡くなったことで、
遺品となった母の本棚から、

愛先生の「月の教科書」を見つけ、
https://amzn.to/3Kg9OA2

これも何かのご縁だと、
愛先生の言わんとする、
月の理論に向き合ってみました。

ググった限りでは、賛否のうちの
否が多い印象なんですが、

私の中では、理解が追いついてはいないけど、
感覚的に否ではないな、と感じていました。

本だけでは、いろんな疑問が残ったので、
愛先生のYouTubeなどからも、
探求してみました。


マドモアゼル愛先生の叡智

まず、愛先生のyoutubeは
私にとって興味深いコンテンツだらけで、
人として普通に尊敬するレベルでした。

時事問題の鋭い視点はもちろん、
ソルフェジオ周波数についての独自の知見や実践方法は、

私自身の音やフリーエネルギーの探求に、
たくさんのヒントをもたらしてくれるものでした。

私は瞑想音楽家として、
音のヒーリング効果や、
逆に精神を蝕む効果などを体感として感じているので、

先生の理論、叡智は、
思考で理解が追いついてはいなくとも、
音や体感から伝わる何かとして、
信頼すべきものであることは確信しました。

松村潔先生の月の解釈

とはいえ、
占星術理論として、
月の欠損をどう扱うかについては、

自分なりの解釈はスッキリしておきたいな、
と思い、
辿り着いたのが、占星術界の大御所、
松村潔先生のメソッドでした。

元々、松村先生は、
月は不安定であり、幼稚である。
月が7つくらいあれば安定するが、
1つしかないことで、不安定さは消えない、

みたいなハナシを、
いろんな本で解説されているので、

月が欠損とは言ってないですが、
方向性としては、大きく違ってない印象でした。

松村先生としては、
月が何座(サイン)にあるとか、
そもそもそういう細部へのこだわるのではなく、

全惑星意識を獲得することで、
初めて”人間”となり、
それ以前は生き物としての”人”。

全惑星意識の一つ下の階層が惑星意識で、
月はさらにその下の層だと、
グルジェフの水素理論と共に解説しています。

また、松村先生のyoutubeでは、
エネルギーの方向性として、

太陽(地球意識)は外に向かおうとするが、
月はその逆のエネルギーで、
縛り付けようとする、と話されてました。

つまりは、太陽という意識的に生きようとする
エネルギーに対して、月は逆向きであり、
自分の力で解決できない未熟さ、幼稚さである、と。

月は発達年齢域として、7歳までの発達なので、
太陽の意識ではなく、月という無意識をよりどころにすると
人生は発展しない。(という私なりの解釈です。)

20200217月について。恋愛結婚は月を見てもわからない。
https://youtu.be/1ScZERdHffg

松村先生のyoutube

(この動画では、占星術的な読み方として、月のことにも軽く触れてありました。)

私の月理論

などなどをまとめると、

私の星読みでは、

月は無意識の領域であり、くつろいだ時に出る、素の自分であり、
自動的に出る欲求、本能的なところでもあるし、制御が難しい。

という占星術のメソッドはそのままに、

それをどう扱うか、
その資質をどう活かすか、
のところが改めて整理できたな、という感じです。

月は7歳までの世界観、
母親に守られ、助けてもらえる前提で成り立っていた世界。

その時に感じたこと、考え方は、
自動的にずっと再現される。
”無意識”的に。

そんな子どもゴゴロ、純粋な想いを野放しにしておくと、
太陽の意識、主体的に人生を切り開くチカラを抑圧し、奪う。

でも、時にはその無垢な想いが人を動かすし、
人気が出る。

そうすると、
月の子どもゴコロ、暴走、甘えを”意識”することで、
ルナティックな作用とも共存できるし、

潜在意識の領域でブワーっと広がっている、
妄想、恐れ、不安を、
顕在意識の領域で知覚し、

自分の意思、太陽としての目的、
”私はどうしたいか””私はどうなりたいか”、
を取り戻すことが大切なんだな、って思います。


ということで、
妄想マインドから脱出する!「月トレ」なるものを、
やってみようと思っております。

月は2-3日でサインを移動するので、
火のサイン(牡羊・獅子・射手)の時は、
ぶつかったり、ハイになったりしやすいし、

水のサイン(蟹・蠍・魚)の時は、
どうも情緒的で、ウジウジと人から言われたことを気にしてみたり、
ネットリした感じがします(※火の要素の多い私からみた主観)。

それを、あ、月のせいか。
と、一旦肯定し、星のせいにしてから、
じゃあ私はどうしたいのか、本当はどうしたかったのか、
に向き合うといいのかな、て思っています。

牡羊・獅子・射手
牡牛・乙女・山羊
双子・天秤・水瓶
蟹・蠍・魚

https://www.instagram.com/yasmin22_astrology/

私の星読みでは、
12サインを4つのエレメントに分け、
ざっくり特徴を掴んで、強みを伸ばし、
苦手意識を乗り越えていく、
図解を中心にした手法をお伝えしています。

これは、ユングの四つの機能(直観・感覚・思考・感情)
とも関連するものです。

自分で自分の星を読み、
セルフコンサルティング出来るのがいい、と考えておりますし、
運がいいとか、上り調子な人は、
気にしてないのに、星の流れに勝手に乗っていたりします。

そういう自分探しツール、
主体的に人生を切り開くための指針として、
占星術を扱ってきた私にとって、

月の欠損理論は、
魂を磨く上でも、とってもいい♡という結論です。


■■■ 星読みサロンの受講生さん卒業生のみなさんへ ■■■

えええ!月の要素を欠損!?どうやって読めば…(T T)
などと混乱しましたでしょうか?

月の欠損理論は、私のお伝えしてきた内容に矛盾するものではないはずですが、
表現の違いやニュアンスなど、分かりづらいかもしれません。

ご質問をお寄せいただければ、インスタ星読み宇宙ラジオ,
youtubeなどで、回答いたしますので、ドシドシどうぞ♪

星読みZOOM茶会のお知らせ

星読みZOOM茶会は、図解で分かるヤスミンのオリジナルメソッド
星読みコンサルティングについて、あれこれ語らう会です。

個人鑑定やリーディングをする会ではないので、
自分の星、家族の星、あの人について、のご質問や読み方アドバイスなどをお伝えします♡

https://coubic.com/yasmin22/959060

講義というよりゆるーい交流会として、毎月やっていこうと思っていますので、お気軽にご参加くださいね♪

①2022年5月18日(水)14:00〜15:00
②2022年5月18日(水)21:00〜22:00
③2022年6月26日(日)10:00〜11:00
④2022年6月26日(日)21:00〜22:00

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