自己紹介パート11(高校教師時代ーいじめは絶対に許さない③ 身体を張っていじめをやめさせる)

クラス内でいじめられていたB君は、部活動などもしていなかったため、学校の中で逃げ場がなかったように見受けられました。

私は、B君が身に付けている上着やズボンが、毎日ではありませんが、よく汚れていることに気付きました。
何度かB君に理由を尋ねましたが、B君は、いじめられているとは答えませんでした。

それなら、現場を押さえるしかないと思い、私 は、B君がいじめられているところを狙っていました。
そうしたら、幸か不幸か、B君がプロレス技のように投げられているところを目撃しました。

私は、実際にB君を投げた生徒だけではなく、そこにいた生徒全員を関係者として廊下に横一列に並ばせました。
横一列に並んでいる生徒に、B君一人を大人数で弄ぶようにいじめていたことに対して叱責しました。
男子クラスだったので、言葉を選ぶ必要はありませんでした。
「お前らな、みんなで一人を投げ飛ばして、喜んでいやがって、そんなのは、男じゃねぇ。
お前ら、一体全体、何の為に、きんたま、ぶら下げているんだ。
男はな、強くないと、生きられない。
だがな、男は、優しくないと、生きる資格はないんだ。馬鹿野郎。
それから、お前らな、この俺に、同じことが出来るか。出来るものなら、やってみろ」

私がそう言ったら、「やっていいって言うなら、出来る」と答えた生徒がいました。
私は、そんなことを言わせたままには出来ないと思い、その生徒を張り倒しました。
私に張り倒された生徒は、私に向かって来ようとしましたが、一人の生徒が「やめろ。相手が悪い」と言いました。
すると、別の生徒が「先生をやったら、退学になるぞ。」と言いました。

そのような形で、クラス内のいじめは、なくなりました。完全になくなったとは、言い切れないかもしれませんが、私は身体を張って、集団で一人の生徒をいじめることを、食い止めたと自負しています。

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