パワーポジションと立ち方歩き方について

久しく書いていなかったこのブログですが、以前としてフットサルのことを考え続けてはいます。

最近考えているのは、基礎的な運動能力とかボディコーディネーションについて。身体をどう操作するか、はスポーツをするにおいてすごく大事。身体姿勢や身体のコントロール感について書いていくので、フットサルの具体的な内容だけが好きで、をそんなことには興味がないよ、という方もいらっしゃると思いますが、ご一読あれ。

この記事の内容を一言で表すならば「パワーポジションをとりましょう」。そうなんだけど、知っていてもできないことってある。そんな困った人達に対してどうパワーポジションをとっていくかについて書いていこうと思う。

パワーポジションとは

知らない人は各々で調べてほしいんだけど、要は素早く全方向に動き出せる基本的な姿勢のこと。足首を軽く曲げて、脛も前傾。股関節も前方に少々折り曲げて、肩は三角筋を少し発動させて胴体から腕を離す。手の甲を正面に向ける。大体こんな感じ。スクワットの正しい姿勢が出来ると、簡単にできる。
何故、の部分を大切にしたいので、何故パワーポジションをとるのかを不勉強ながら書いていく。フットサルを始め、多くのスポーツは反応→動き出すというのの連続。バルセロナのdyegoに相対する選手は、カットインなのか縦なのか判断してどちらかにステップをする。ゴール取られたくないからね。それがやりやすいのがパワーポジション。
腹筋運動をするときお尻を床に付けてお腹を曲げ伸ばしすると思う。腹筋を収縮させる動きと伸展させる動きの連続。腹筋を鍛えるための動きなので当然なんだけど、腹筋を収縮伸展させるために最も合理的な姿勢をとることがすなわち腹筋運動だし、それが腹筋の最も効率の良い動かしかたで、最もパワーが発揮される動き。そう、じゃあステップを踏む際に最も効率的な動きはなんであろうか、複合的に筋肉を使う動きなので(これを筋トレ用語でコンパウンド種目という)少し複雑になる。
まぁ当然。今の条件は「前後左右に動ける」と「その中で最も早」く(力強く)動ける」なので、ステップに使う筋肉をすぐに動かせる姿勢が必要。それが、パワーポジション。その筋肉ってどこかって、大腿四頭筋、ハムストリング、大殿筋、梨状筋とか腸腰筋など今流行りの体幹部分。
大腿四頭筋のに効く動きって、ダンベルローワーとかの膝を前に曲げる動き。ハムストリングは膝を後屈する動き。やってみてほしい。膝を前屈すると大腿四頭筋が起動されて固くなる。それと同時にハムストリングも。
長くなっちゃった。まぁこれがパワーポジションをなぜとるか、の説明に当たればいいなと思っている。

どう習得するか
パワーポジションのすごさと、なぜ使うかについて何となくだけど理解していただけたら、次にどう習得するかが大事になってくる。まぁ格好良く言うと、行動を変化させる必要がある。マインドセットだ。
学生時代から運動神経が良い人って、これらの過程を吹っ飛ばして「自然と」出来ているんだと思う。だから、こんなブログのような説明文は必要ない。だって、自分の動きに納得しているから。もしくは他人が言うことに簡単に納得できるからだと思っている。運動部の人が先輩の言うことを聞くのは、言うことを聞くとリターンがあると信じているから。
幼少期からの鍛錬か。僕は主に才能が無い人が、どうやってそれなりに出来るようになるかにフォーカスしているから、元々できるわそんなん!って人にとっては冗長で、簡単でって内容。自然とできてこなかった人も、スポーツに取り組む環境に無かった人には、自分の行動を変化させるだけの説明が必要で、説明で納得してもらう他ないかな、と思っている。身体能力も経験も環境も無い人に唯一残されているのは、思考。思考を使って納得する、納得して行動を変化させる。それが大事だと思う。納得して行動したら自信もつくし、その生のスパイラルを生んでいきたい。

また長くなった。それで、どうパワーポジションを作るかで、その前の段階として立ち方と歩き方が大事。立ち方がどうなっているかチェックしてみてほしい。僕は肩に力が入りやすい。緊張すると僧帽筋が収縮しやすいから、リラックスしていない。緊張は動きの固さを呼んで、能力の発揮を阻害する。だからまずリラックスして立つ。顎は前にでていないか、肩は内側にはいっていないか、反り腰になっていないか。クセはクセで、その人の特長だから後々活用していけばいいんだけど、リラックス姿勢「も」とれることが大事。サッカー選手で変な姿勢を取っているけど抜群に速い人はいるんだけどね。まぁそれは置いておこう。とにかく、自分が社交ダンスを始めたかのように、背骨を真っすぐにする。そんで肩は力をいれない。股関節の向きを真っすぐに。足首もまっすぐ。できれば足指も全ての足が地面にくっついている方が良い。
歩き方について。僕は、足を外に投げ出して歩く癖があった。靴底の外側ばかりが減って、なんかダサい。こち亀の両さんが街に繰り出す感じを想像してもらえればいいと思う。股関節真っすぐにして、足の前に白線があるイメージでずっと真っすぐ。真っすぐ。できれば、股関節から足を振り出すイメージ。股関節から足を稼働させて、ひざをあげて、着地。足を離す時際は、踝直下で地面を押しつつ、離れゆく足指でも地面を掴む。それの連続。
素敵な歩き方が出来てくると、街行く人がスポーツマンかそうじゃないかが、何となくわかってくると思う。
いきなりパワーポジションの練習から入っても全く問題ないんだけど、立ち方と歩き方は、寝ている間と座っている間以外の時間ずっと出来る。だからどっちもやるのが良いと思う。


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