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知らない雑誌を読む

 私は本を読むのがそこそこ好きだ。
 読書家を名乗れるほどでは全く無いので堂々と趣味とは言えないけれど。

 読書量は子供の頃と比べると大きく減り、活字中毒がそのままネット中毒になったような育ち方をしてしまった。
 学生の頃に読んだファンタジーやラノベ、純文学などはたぶん今の私の一部になっているだろう。なっていたら嬉しい。

 今でもたまに小説を読んで、一冊は読み切れなくても途中の一フレーズにときめいて音読したり、詳しくない分野の本に出てくるグラフや地図を眺めたり、それなりに本とは仲良くできていると思う。

 最近読んだものだと、雑誌『山と渓谷』が興味深かった。
 図書館の除籍本で、登山中に起きる遭難の事例をまとめた号をもらってきたので少しずつ目を通している。
 登山には詳しくないが、スマホで自身の移動経路を記録できるアプリや、持ち運ぶことで自身の現在地を知らせられる機器があるそうだ。

 最悪の場合を想定して、使えそうな情報をできるだけ集めておくこと。闇雲に動くのではなく、現状を把握して一番自分の身を守れる選択をするよう心がけること。
 山歩きだけではなく、非常時への備えとして大切にしたい考え方に出会ったように感じた。

 明日も何か書けたらいいな。

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