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はじめてのひとり湯治旅①

タイムリーな話ではないけど、やっぱり記事にしてみたいと思ったので、湯治旅のはなしを。


同じ場所に長く留まっているのが苦手で、すぐここにはないどこかに行きたくなる。
それは戻るお家があるからなんですね。

久しぶりにひとり旅をした。
旅というより"湯治"

新潟県魚沼市栃尾又温泉"自在館"へ、2泊3日の湯治宿の旅。

まだコロナのコの字も知らなった時期に、本屋で立ち読みした湯治特集の雑誌に載っていた宿が自在館だった。

あらゆる情報を遮断して、自然の中に身を置いてぬる湯にひたすら浸かってみたい。Gotoキャンペーンもはじまり、時間もあるし行くことにした。

京都からいちばんお安く行ける交通手段は夜行バス+JR +宿の送迎バス。
遠かった。
待ち時間も含めると、お家から宿の到着まで約15時間。

でも遠ければ遠いほど旅の濃度が高まる気もする。
ひとり旅は少しの不安(電車の乗り継ぎとか)と、はじめての景色に浮ついた心が漏れないように、乗るのも楽しい。みんはスマホ見てる。
私も地元ではそうだ。

新潟県は広い。北陸3県分あるとか。
そして山と田畑と空が広い。
住んでいる京都市は盆地なので、新潟県を走る列車の車窓から広がる景色に胸が躍らないはずがない。

10月下旬、早朝に新潟県の柏崎駅に夜行バスで到着。
駅のトイレで顔を洗い、歯を磨いた。

JRで浦佐駅まで、約1時間半の列車の旅。

浦佐駅に着いたのが朝の8時半。
宿の送迎バスは13時半までこないので、事前にリサーチしていた
八色の森公園(やいろのもりこうえん)へ。

右側の山が八海山。

公園内を保育園児がさんぽ。
保育士さんが、熊除けの鈴を鳴らし歩いていたのが衝撃だった。

たしかに新潟県の熊出没率は国内でも1番。熊に出会わなくてよかった。

公園内にある池田記念美術館に行ったり、道の駅に寄ってみたり、お腹が空いたけど行きたかったお店がおやすみで、結局コンビニおにぎりを食べて駅で送迎バスを待った。

なかなか関西では見かけない、
日本酒雪男がコンビニにあった!
この妖怪みたいなキャラクターがそそる。
お酒は弱いけど、好き。

送迎バスが到着した頃には、眠気と疲れで結構へとへとに。

宿までバスでさらに30分、運転手は宿の若旦那さん。イケメン。

浦佐駅から景色はどんどん山の中へ。

つづく。



Mountain lover
野生の女


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