BRIAN ENO AMBIENT KYOTO
久々のnote更新。
2022年夏、一生心に残る経験をしたので綴っておく。
有り難いご縁を頂戴し、2022.6.3〜9.3(当初は8.21迄、好評により延長)の3ヶ月間、京都中央信用金庫 旧厚生センターにて開催された「BRIAN ENO AMBIENT KYOTO」展覧会のスタッフに。
正直ブライアン・イーノの事を知ったのは、今年の初め。アーサー・ラッセルを聴き漁っている頃、ブライアン・イーノを知り「AMBIENT1:Music for Airports」のアルバムを聴いていた。
京都でブライアン・イーノの展覧会がある事を2月頃に知り、必ず行こうと決めていたのだが、スタッフをさせてもらえるなんて夢のような話だった。
スタッフは総勢40名弱、年齢層もバックボーンも様々で個性的な人達ばかり。"わたし結構年上やしコミュニケーション大丈夫かなぁ"という不安は始まってすぐ消えた。
このことばのように、わたしも流れに身を委ねてみることにした。
気持ちよく、いい感じに自分もお客様もたのしくなれるように若いスタッフ達が知恵を出し合う姿にとても感銘を受ける。
イーノの作品同様に、
日々の接客も変化変容していく。
目に見えることから、目に見えないものまで、感じることの喜び。
展覧会の作品を通して印象に残っていることは、ゆっくりと変化する作品をみていると、ゆっくりなのに速いと感じられたこと。
五感で感知すると、こういう現象になるのかと驚いた。
わたしの中の時間軸は、右から左に流れていく年表方式だったけど、イーノの音と光の作品には時間軸がなくて、放射線状に広がっていくようイメージ。まるで宇宙に彷徨う星のように。
決して心地よさだけではない、宇宙の歪みや不穏さ、不気味さが通過していく。
そして言わずにはいられないのが、沢山の魅力的なスタッフと出会えたこと、心を通わせられた事がほんとうに嬉しくて楽しくて、一人一人紹介したいくらい。
自分を出すとかそういう関係以前に、自然で自由な風がスタッフの周りに吹いていて、それはディレクター陣の心意気と人柄そのもののように思う。
企画から、展示構成、設営等いくつもの行程の中にどれだけの人が関わったのか検討もつかないが、スタッフとしても楽しくお仕事をさせてもらい感謝しかない。
また、京都のみならず全国津々浦々から足を運んでくださった、沢山の方々とブライアン・イーノにあらためて感謝。
今このnoteを綴りながらも絶賛ロス中ではあるが、9/19京都メトロにて「By This River」と題してスタッフ達が、各々の表現を持ち寄って感謝を伝えるイベントを開催!!!
わたしはライブペインティングに初挑戦‼︎未だノープラン!
こちらもきっと心に残る一夜になるはず。
お写真たち↓
さいごに。
ブライアン・イーノは表現すること創作することに、とても寛容な人なんじゃないかと記事や図録のエッセイを読んで感じた。
背中を押してくれてありがとう。
野生の女
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