インターネットにさよならバイバイ

 書きたいことはないでもないんだが。

 皆さんお元気ですか。noteからしばらく離れております、僕です。僕がこのサイトに再び足を運ぶまでの間に、たくさんのカメムシが寒気で苦しんだり暖気で暴れまわったり寒気で苦しんだり暖気で暴れまわったりしました。三寒四温過ぎるって。


 単刀直入に申し上げますと、記事を書く気がほとんど残っていません。もしかしたらいるかもしれない、僕の記事を楽しみにしてくださってる皆さんには申し訳なく思いますが、もしかしなくてもいないはずなので申し訳なく思いません。

 どこかで報告したような気がしますが、今年の4月から正社員として雇用され、週休2日で働いております。毎日更新をやっていた頃はバリバリの無職だったのと対照的です。働く時間より休みの時間のほうが短いなんて信じられないわ!

 就職という大きな変化で、僕の心身も大きく変化しまして、記事を書かなきゃ、と考えることがなくなりました。この記事では、その心身の変化について、念のため書き起こしていきます。

時間がない

 シンプルな変化ですね。週休7日が急に2日になったらそりゃ記事も書けないよ。これだって土曜の夜に書いてるしね。自宅のパソコンより職場のパソコンに向き合う日々を過ごしていると、noteの更新は難しい。

空想に脳を費やせない

 職場の新人がやることといえば、職場で必要とされるあらゆる知識を脳に詰め込み、身体に馴染ませていくことです。僕も例に漏れず、毎日みっちり新鮮なプロトコルを書き込まれています。そうなると脳の記憶領域はお仕事一色に塗りつぶされて、それに馴染まないものが定着しにくくなります。僕の記事はたいてい散歩中に見かけたものから膨らませた空想をしたためたもの(だったよね? もう自分が何書いてたか覚えてないんだけど)ですから、インプットも減り定着もせずというのなら、当然アウトプットされることはありません。

インターネットに自分を見せるのが怖い

 上ふたつの変化はたしかに大きな要因ですが、自己認識上はこれがもっとも重大な変化だと感じています。実は記事の更新は就職のもっと前から止まっています。就職に先立って起きた自分の変化がこれなので、この変化を重く見ています。

 僕のいうインターネットというのはもっぱらTwitterのことで、正直その外について知見がほとんどありません。だから、Twitterこそ僕のインターネットで、Twitterの雰囲気がインターネットの雰囲気です。

 はい。僕の持っているアカウントのTLすべてが灼熱の地獄になっています。とにかくユーザーに余裕がなく、デマが広がり、過ちが繰り返され、見ているだけで気が滅入ります。

 TL構築下手くそマンという誹りは甘んじて受け入れますが、にしても見ていて楽しくない傾向にあるよほんとに。なんか、街中のみんなが切れたナイフみてーな金物スラム街を歩いてる気分。他人をズタズタにしたり、自分をズタズタにしたり、ほんとうに砥石が爆売れしている世界です。

 だから、そのような街に出向かなくなりました。ツイートの件数は減りました。たまにふらっと立ち寄って、めちゃくちゃ嘘をついて、そのまま帰るようにしています。なんだこいつ。

 それとともに、記事に自分の考えを表出させる際も、「わざわざこんな危ない街で話すことか?」「友達とか家族とか、安全な知り合いに話したので十分だろ?」と思うようになっていきました。僕のなかで、インターネットはお母さんでも日記帳でもコミュニケーションツールでもチラシの裏でもなくなりました。ほぼ戦場です。

 この記事も、出さないほうがいいよねと思いながら書いています。自分の怠惰を環境に押し付けてるもんねこれ。記事書くの面倒だからやめましたって言えよ。はい……。

 いや、あの、言い訳だと思われるでしょうけど、面倒が上回るようになった一因として、治安の悪化は確実なんです。言い訳ですけど、良い言い訳です。ほんとうです。

おわりに

 まあたくさん書きました。書いてるうちにやっぱり楽しいねとは思うんですけど、インターネットは交流の場として適切かという問いに、胸を張ってうなずけなくなったのが、ストッパーとなって思考の流出をせき止めています。

 たまに思い出して、なんでもない、なんの意味もない、誰も期待しない、そんな文章を書いて、それでまたどこかに消えるのが、いまのところいちばん健康だろうと思います。さよなら、おやすみ、ともだち、そして大好きなこの部屋の香り、永くて脆い¥の世界の現在地。Momの歌が好き!

この記事が参加している募集

自己紹介

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?