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お家でお店みたいなスポンジケーキを焼くポイントを元パティシエが解説

はじめに

本noteをご覧頂きありがとうございます。元パティシエのかしこと申します。
皆さんは、クリスマスやお誕生日などの機会にケーキを作り、何となくお店のスポンジとは違うなぁ。膨らまなかったり、フワフワ感が足りないけど、どうしてだろうと思ったことはありませんか?私も、趣味・独学で作っていた時には感じた事があります。その後、製菓学校や実際の現場で学んでプロとなり、そのコツを家庭でのお菓子作りに落とし込んでいく中で、ご家庭でもお店の様なスポンジケーキを焼くことは十分に可能と考えるようになりました。
今回は、そのために大事なポイントをシェアしていきます!

失敗を減らす為に必要な準備

失敗を減らす為には、事前準備も大切。きちんと準備して落ち着いて取り組むだけでも失敗の確率は下がりますよ。

  • 綺麗なボウルや器具を使う

  • 作業を始める前に計量しておく

  • 粉はきちんとふるう

  • オーブンは予熱しておく

卵の泡立ちに影響するので、ボウルや器具に油分や水分などがついていないかはよく確認して、汚れていたら綺麗に洗います。ご家庭だと作りながら計量したり、粉ふるいなどは省略する方も多いのですが、慣れないと慌てて計量ミスをしたり、お菓子の状態が変わってしまったりという事もあるので、落ち着いて作業するためにも計量はしておきましょう。粉ふるいにも、ダマをなくし、粉の粒子の間に空気を含ませることで生地となじみやすくする役割があります。スポンジをしっかり膨らませるには、オーブンがしっかり温まっていることも大事です。

一見小さな事に思えますが、お菓子作りでは、このような細かな部分をいかにきちんとできたかが成否を分けます。

基本のレシピ・作り方

スポンジ生地には、共立て法と別立て法という2種類の製法があり、今回解説しているのは、全卵を泡立てて作る共立て法になります。この生地は、フランス語ではジェノワーズと呼ばれていて、もろく、くちどけの良い食感が特徴です。以下に基本的なレシピと作り方をご紹介します。

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