小さい頃からの本好きだと自負していますが、不思議と絵本との思い出はあまりありません。 懐かしさや切なさ、心がほっとするような温かさを伴いながら思い出すのは、小学生の頃に読んだ本です。 ・モモちゃんとアカネちゃんシリーズ ・ああ無情 ・ハーメルンの笛吹き ・白旗の少女 ・おちゃめなふたごシリーズ どれも、あの頃に出会えてよかったなと思うものばかり。こう振り返ってみると、私は小さい頃からどこか影のある、重めの作品が好きだったんだなぁ。 「モモちゃんとアカネちゃんシリーズ」
図書館はもちろん大好きだけれども。そもそも私は本が好きなのです。 母が本好きだったというのはあるけれど、母と本屋さんや図書館に行った記憶はあまりなく。 きっと私をつくっているのは、幼い頃に家にあった本たちだと思います。 三姉妹の末っ子のせいか。特別たくさんというわけではないけれど、私が欲しなくても子どもの読む本が既に我が家の本棚にはありました。少し歳の離れた姉たちがその時々に読んできた本なので、当時の私の年齢よりも対象年齢が上のものも自然と読むようになりました。 図書
去年の秋。バイクの免許を取った夫に付き合って、バイク屋さんに行くと。白髪の女性が働いていました。 髪を短くカットして、いかにも大型バイクが似合いそう。赤く引かれた紅も、またカッコいい。 しゃきしゃきバイクの説明をし、夫にぐいぐいと小物を勧めるその姿を見て。「年取っても好きなことなら働けるなぁ」と思ったのです。 私の好きなことって、なんだろう? 心を平らかにして考えてみて、思いついたのが図書館。 これまでオーストラリアと韓国に住んでいたことがあるけど、どこに居たって私は図