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ハブ汁の作り方(へビ嫌い見るべからず)


ヘビ料理は中国では疲労回復に良いとされており、様々なメニューがありますよね。沖縄でも、ウミヘビを食します。

とはいえマイナー料理。滋養強壮の薬膳料理イラブー汁となります。那覇の公設市場ではイラブーの燻製を販売していますよ。

ということで最初に断っておきますが、本来ならば、沖縄県民が、猛毒のハブを食べることは、まず、ありません。

しかし私は食べたことがあるのだ〜!  

コロナ以前の話ですが「ハブを食べてみよ~!」という特別な企画が実施されました。その時の様子をご紹介。残酷シーンもありますのでご用心。ヘビ嫌いは見ないでくださいね。

沖縄のハブとは

ネットワークやらルーターやらポートなどとは関係ありません。クサリヘビ科ハブ属のヘビの総称で、日本ではマムシと同じくらい危険な毒蛇。何種類かありますが、地元の爬虫類研究科によりますと、最近は、ハイブリッドハブが増えているとのこと。

もともと沖縄のハブ(ホンハブ)は、そんなに攻撃的ではなかったんですね。割と臆病。山道を歩くとき、長い棒などでガサガサやると、ハブの方から逃げていくよ、とは地元農家談。

ところが、中国系や台湾のハブが沖縄に上陸。毒はホンハブより弱いものの、どうも気が荒いようで、その結果、毒強し、攻撃力高しのハイブリッドハブ誕生! ご用心、ご用心。

とはいえ、沖縄ではほとんど噛まれた実害は出ていません。奄美のほうが多いかもしれないですね。まぁ、噛まれても血清がありますから、命を落とすことも無くなりました。

ハブ料理 まずは皮を剥ぐよ

罠にかかったハブを殺します。首をチョッキン、ですね。そして、焼きます! 

こんがり焼けました。下茹でをします。それから皮を剥きます。

うわっ、グロい……。

いよいよハブ汁作りです。まずはカット。

下処理終了! 良いダシが出そうです。

はい完成。みんなでいただきまーす(^^)v

味は……。みなさん「意外と美味しいね」と食べておられました。まぁ、鶏っぽいかなぁ。

ハブ料理パーティは、同時に、ヤンバルの海でとれたお魚や、農園で栽培しているドラゴンフルーツ、そして骨付きリブのバーベキューなどかなり贅沢な1日で、約10名で開催されたものです。参加者はいずれもネイチャーガイドさん、ヤンバルガイドさんたち、その道のプロでした。

以上、金武町のANDES農園さんの協力で特別開催された「ハブを食べてみよ~」のご報告でした。

私個人的には……、ずーっと見ていたせいか、もう食べなくても良いかなって感じ(-_-;)(-_-;)(-_-;)と