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アナログも大事です~検眼しても視力が出ないときがある~

現在、検眼はオートレフタクトメーターなどの様々なコンピューター機器により、簡単に行えるようになりました。

今や簡単に視力検査できます

当店の場合は、オートレフを使いつつ、丁寧に時間をかけてアナログ検眼を行っています。そして、当店と同じく時間をかけてレンズをきめ細かく調整するメガネ専門店もまた全国に存在します。人の眼は、コンピューターだけでは判断できない部分が多いんです。海外でマイスター資格を取得してアナログ検眼を行っている若手の技術者もいるほどです。

そうしたメガネ店ならば、コンピューターによる他覚測定ではなく、レチノスコープを使えるでしょう。レチノスコープとは、眼底に光を当て、反射した光から眼の屈折値を求める方法ですが、熟練が必要な検査です。

携帯に便利なレチノスコープ

小児の弱視や斜視の視能矯正、視機能の検査をおこなう視能訓練士が習得しなければならない国家資格の専門技術なんです。

レチノスコープは眼疾患発見にも役立ちます

メガネ作りの分野においても、レチノスコープを扱える眼鏡技術者は、今や5%以下だと言われますから、ビッグメガネ那覇の店長などは、希少種となってしまいました。

しかし、何もかもコンピューターがやってくれる時代に今更必要なのかと問われると……、やはり、必要なんです。

※乳幼児
※寝たきりの方
※眼疾患の方

乳幼児の強度の屈折異常の有無をチェックしたり、寝たきりの方で読書やパソコンを使う場合は訪問しての検査が必要です。また、白内障や網膜疾患はオートレフではエラーになる場合があります。

レチノスコープだと、白内障の進行具合や眼底の状態などもかなり判明します。高齢化社会で加齢性の眼疾患が急増しているので、レチノスコープは今後も必要な技術といえます。海外では、軍医に必須ともいわれています。

付け加えれば、鬱病の方も、視力が出ない場合があります。鬱ですべての身体機能が衰えてしまうんですね。鬱が回復したら、視力が正常化したというケースがありました。

働き過ぎは眼にも悪影響ですね。

視力は、一日のうちでも変化します。仕事終わりで眼を酷使した後に、メガネを作りに行くことはお勧めできません。本来の視力が出ない可能性が高いです。

ちなみにビッグメガネ那覇では、眼科医の要請により、ご自宅を訪問してのレチノスコープ検眼がたまにあります(^^)v

下記の筋ジスのお客様は、眼球でパソコンを動かしています。こうしたお客様にとって、眼は、ほんとうに、唯一の社会の窓ですm(__)m