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沖縄ノスタルジック異世界にようこそ

かねてから気になっていたのが、那覇市のむつみ橋通りです。ここは、国際通りから開南に抜ける迷宮ラビリンスのひとつ。スターバックスのある交差点近くから伸びている、とても小さな通りです。

あまりにも細い路地景色のせいか、一時廃れていたのですが、千ベロブームと相まって登場した新たなお店たちが加わって、ノスタルジアな異世界的雰囲気を醸し出していました。

この通りに生息する沖縄独特の生き物【オブジェ】たちを、紹介します。いずれも大きさ1メートルほどと、かなり迫力があります。

まずはマングース。

といっても、こやつは、外来種。ハブ退治の役割を担って連れてこられたのだけど、ハブよりも飛べない鳥のヤンバルクイナが「美味しいさ~」と、今や天敵扱い。市場や公園の片隅でチョロチョロしているのを見かけることあり。

ヤンバルクイナは、飛べない鳥として知られていますよね。数千年前に飛来し、天敵がいないために飛ぶことを止めました。でも、飛べないけど走り回りますので交通事故が増えています。ヤンバルドライブの際はご注意を。

サキシマカナヘビ。この子は、ヘビではなく、キレイな緑色の小さなトカゲちゃんです。その辺の公園で割と頻繁に見かけたりしますよ。

ヤンバルテナガコガネは、日本最大の甲虫で体長は6センチと、けっこう大きい天然記念物です。メタリックグリーンに輝く頭部が特徴で美しく、密漁横行中とか。

ヨナグニサン。超デカい蛾! 八重山諸島に生息する国内最大の蛾です。与那国で初めて見つかったため、この名前になったとか。なんと、なんと、羽を広げると約30センチ!!! ビビりますよね。本物にはお会いしたくないです。

そしてオリイオオコウモリ。こちらもデカいです。夕暮れ時にその辺を飛んでいたり、電線にぶら下がっていたりします。海外では食用にしている国がけっこうありますが、沖縄では食べません。それどころか準絶滅危惧種です。よく見ると、可愛い顔してますね。

ヤシガニもけっこうデカいです。チョロチョロ歩いていたりします。ヤドカリの仲間ですが、食べると、かなりイケます。茹でて赤くなった奴を食べます。青いのは当たるから食べるなと、地元では言われています。

カンムリワシは、石垣出身の具志堅用高さんのリングネームとして広く知られました。特別天然記念物で、今や絶滅危惧種です。後頭部に白い冠羽が生えるので、この名前が付きました。熱帯・亜熱帯に広く分布していますが、八重山諸島が北限生息域です。

オキナワヒラタクワガタは、沖縄本島と周辺の島々に生息しています。指を挟まれると相当痛いらしいけど、本土のクワガタとの差は分かりにくいようです。飼っている人によると、かなりすばしっこいそうですよ。体長は約5センチ。

以上、むつみ橋通りに生息する生き物たちをご紹介いたしました~。商店街のアーケードに、なぜ、これらのオブジェが設置されたのか、とっても不思議です。他にもまだ居ますので機会があれは探してください。もちろん、通りのお店たちも素敵ですので、お立ち寄りくださいね(^^)v。

▶▶▶参考サイト むつみ橋商店街【あまくまマチグヮ~】