全蔵書の電子化 1週間遅れで昨年の目標を達成

 2023年になって1週間も経とうとしている今日の日、2022年の目標としていたことがようやく達成できた。少し遅れてしまったけれど、自分にとっては大きな大きな目標だったので、成し遂げることができて本当によかった。これでようやく心機一転できそうだ。やっと前に進める。

 全蔵書の電子化という昨年の目標がやっと終わった。初代の ScanSnap から少しずつ電子化をしてきたが、引っ越しを機に大胆な断捨離を敢行した。ここまで何年かかったのだろう、もう忘れてしまった。
 ScanSnap は今使っているのでもう3台目、ローラー交換は5回、機械が飲み込んだ紙は100万枚は余裕で超えているはず。費やした時間と本代は……考えるだに恐ろしい。費用対効果? そんなものは人生破綻レベルだ。ハハハハハッ!

 家を圧迫していた全ての本のデジタル化が終わってみて思ったのは、思ったよりも気分のいいものではなかったことだった。身軽になってすっきりした爽快感は、あるにはある。しかし今はただただ虚しいだけ。これは意外な結末だった。
 達成感よりも喪失感が強い。これは愛着のあった本の形を消し去ったことの寂しさではない。いろいろな要因がゴチャゴチャしていて、うまく言語化できない。
 要因の一つは、とりあえずこれからヒマになることだ。仕事もせず、ひたすらスキャンしまくってきたので、いよいよ本格的な無職になってしまう。全ては本を片付けてから、引っ越しの片付けが終わってから、と思っていたので、終わってしまうと家に引き籠る大義名分がなくなってしまう。もちろん働くし、他にやりたいこともあるので暇というわけではないが、生活が断捨離中心になっていたので気持ちがまだ切り替わっていない。
 今までたくさんの本を買い、読んだり読まなかったりして、本を片っ端から裁断し、それらをPCに取り込む。振り返るとなんと不毛なことをしてきたことか。自分の頭にも心にも大したものは残っていないような気がしてきた。

 でも、1週間遅れで去年の目標は達成できた。自分にしてはようやった。さて、今年は何を目標にしようか。もっと小説を読んだり書いたりすることは前の投稿で書いたので、何か別のことをここでは書いておきたい。
 まずは身の回りを整えたい。年末年始は義父の看病や葬儀に関わってきたので、生前整理をしておきたいという気持ちが強くなった。人は焼かれればボロボロと崩れる骨になってしまう。物をため込むことは残された者の迷惑にしかならない。きれいに死にたいと思った。
 あとは都会暮らしを満喫すること。今住んでいるところはとても面白い町なので、大いに楽しみたい。それだけかな、今年の目標は。いつ死んでも後悔のないライフスタイルを思考錯誤しながら作り上げたい。

最後まで読んでくれてありがとう。この記事を気に入ってもらえたら嬉しい。