せどりの基本(アカウント開設・仕入れ判断から損切りの考え方まで)-中級編
アカウントの開設(アマゾン)
リサーチツールの紹介
市場在庫の確認(サイトで確認)
仕入れ判断(KEEPA)
規制解除をしよう1(一流企業の商品は最初は出品出来ない)
規制解除をしよう2(局所麻酔など)
利益計算方法
何故か増えないお金の謎
損切りの考え方
価格調整をしよう
縦積みの考え方
まとめ
1.アカウントの開設(アマゾン)
では、まずはアカウントの開設をしていきましょう。
アマゾンビジネスアカウント申請に必要な物
行政機関発行の顔写真付きの身分証明書(例:パスポートや運転免許証等)
過去180日以内に発行された取引明細書(例:ガス・電気・水道料金等の請求書)
ビジネス用のEメールアドレスまたは既存のAmazonアカウント
電話番号
有効なクレジットカード 銀行口座番号(Amazonから売上金を受け取る口座)
アマゾンビジネスアカウントを作ろう
では、上記の用意が出来たら、アマゾンビジネスアカウントの作成に取り掛かりましょう。
上から順番に名前、フリガナ(片仮名で書く)、Eメールアドレス、パスワードを記入して下さい。
(注意) パスワードは必ずメモを取って保存しておいて下さい。(下記の画面のように、毎回ログインするときにパスワードの記入を求められます。)
サインインしたら二段階認証を設定している人であれば、コード入力を求められます。
Eメールアドレスか携帯電話番号の方にコードが届きますので、そのコードを入力して下さい。
それでは、まずアカウントを下記のこちらをクリックして作成しましょう。
アマゾンビジネスアカウント作成は下記から
大口契約か小口契約か
自分のアカウントが出来たら次は大口か小口の契約を決めましょう。
大口?小口?って何?
大口とは月に50個以上販売する方は大口になります。(大口は月に4900円+税金で無制限販売)
小口は月に49個以下の販売しかしない方は小口になります。(小口は1個販売する度に100円がかかる)
どちらを選ぶかはあなたが月にどのくらい販売するかによって変わりますが、お勧めなのは大口契約です。
大口の方が色々とメリットがあるからです。
大口契約のメリット
1番のメリットはカートボックスの取得が出来ることです。
また、分からない用語が出てきたと思わないで下さい。
カートボックスとは簡単に言えば、アマゾンカタログのトップ画面にあなたのお店の名前が表示されるということです。
ここに表示されるだけで売れ行きが大幅に違ってきます。
アマゾンから商品を購入する方のほとんどが上記の画面の赤線で囲んである黄色いボタンのカートに入れるから購入します。
アマゾン販売を始めるためには
アカウント開設 → 大口契約か小口契約を決める(大口契約の方が望ましい)→販売開始
簡単に書くとこのようになります。
2.リサーチツールの紹介
ここでどうやって商品のリサーチをするのかを解説します。
せどりのリサーチツールは沢山ありますので、あなたの使いやすいツールを使って下さい。(1ヶ月間は無料で使えるツールが多いので、あなたがこれが使いやすいというものでいいです)
因みにツール代金ですが、月額5000円から8000円程度の物が多いです。
私が使っているツールはDOMINATOR(ドミネーター)というツールです。
何故、これを使っているのかといえば、普通のリサーチツーであればリサーチをするだけで月額5000円から8000円掛るのですが、このツールはリサーチだけで無く管理機能や併売機能・価格変更など沢山の機能が使えて月額6000円程度です。
もし興味がある方はリンクを張っておきますので、使ってみて下さい。(只今このツールは1ヶ月無料で使えますので、かなりお得ですよ)
3.市場在庫の確認(サイトで確認)
この市場在庫確認は次の仕入れ判断にも繋がってきますのでかなり重要な事です。
Aという商品がどのくらい市場に残っているのかを把握しておきましょう。
Aという商品が多ければ、他のせどらーが仕入れるチャンスが有ると言うことですので、結局ライバルが増えて値下がりに繋がります。
ではどうやってその商品在庫を確認するのかと言えば、そのAという商品をヤフーや楽天・アマゾンで調べれば分かります。
検索した結果どこにでも売っているようであれば、その商品は仕入れない方がいいです。
逆に在庫が少ないと判断できれば仕入れが可能になります。
また他にもそのAという商品を作っているメーカーのホームページを見てみればその商品がまだ製造中なのかもう廃盤で今後の生産はないのかが分かります。
もし廃盤と分かれば、仕入れることが可能です。(寧ろ仕入れないと損です。製造が無いというのは後は市場の商品しかないので価格は上がっていくということに繋がります)
詳しくは次のKEEPAの項目で説明します。
4.仕入れ判断(KEEPA)
せどりをしていてあなたが仕入れたい商品を見つけたとき、本当にその商品を仕入れて大丈夫かを判断するツールが有ります。(有料と無料あり)
それはKEEPAと言います。簡単に説明すればその商品がどのくらいの価格でまた過去にどのくらいの数量が売れているのかが見れるツールです。
グラフみたいな感じでギザギザしている回数が多いほど売れているという事になります。
無料でもある程度の仕入れ判断は出来ますが、有料の方が確実に間違わずに仕入れ判断が出来るので、導入するときは有料バージョンをお勧めします(月額2500円から3000円程度-ユーロの相場により月額料金が変わります)
また、過去の最低価格や最高価格も見れるのでどのくらいの価格で売れば売れやすいのかの目安にもなります。
実際のKEEPAを見てみましょう。
上の図で見ると、オレンジ色がAmazon、青色が新品、黒が中古、緑が売れ筋ランキングとなり、この図を見ながら仕入れ判断や値付け設定をしていきます。
例えば、ここではAmazonが出品者でいるので、出来ればAmazonと同じ価格かまたはAmazonよりも低い価格で出品しないと売れていきません。
何故かと言えば、出品者としてAmazon本体がいるときはほとんどAmazonがカートを取ってしまうからです。
この図には中古品がありますが、Amazonでは中古品の販売も可能です。中古品を出品するときは、もちろんの事ですが新品よりも安い価格で出品しないと売れていきませんのでご注意を!!
他にもKEEPAには商品を絞り込んで今売れている商品(ランキングでの絞り込み)やAmazonの在庫切れ商品、価格での商品の絞り込みなど様々な項目での検索が出来ます。
バリエーションやBUYBOX・OFFERSなどは仕入れ判断には非常に重要です。
リサーチをして利益商品であるA商品を見つけました。Amazonもいなくてランキングも申し分ないので仕入れても大丈夫な商品です。
ただ、ここで落とし穴があります。あなたが仕入れようとするA商品にはバリエーションがあって、例えばA商品の中にも売れている色があり、あなたが青色を仕入れようとしていましたが、実はよく売れているのは赤色です。次に売れているのは黄色です。青色はほとんど売れていません。という感じでこのバリエーションを見ていかないと失敗する場合もありますので注意して下さい。
更にBUYBOXが実際に商品が売れた価格を表し、OFFERSでは各出品者の在庫が見れたりします。(勿論、グーグル拡張機能を入れていればAmazonの出品者一覧からも在庫は見れます)
まだまだKEEPAの機能は沢山ありますがそれはまた後日のNOTEなどで説明します。
このようにKEEPAを攻略すればあなたは勝ったも同然です。(まずは様々な数値での絞り込みで勉強していきましょう)
5.規制解除をしよう1(一流企業の商品は最初は出品出来ない)
次に規制解除の説明をします。Amazonに出品するにはAmazonに許可を貰う必要がある商品が結構あります。
電化製品で言えば、パナソニック、SONY、CANON、バッファロー、東芝、日立、など一流企業の商品は出品許可の書類を提出しなければなりません。
この規制解除をするにはそのメーカーの商品を10個購入し、その購入したお店から請求書を貰ってAmazonに提出します。
例えば、パナソニックのテレビを出品するにはなるべく単価の安い商品を10個買って、例えばパナソニックの電池を10個買って請求書を貰いAmazonに提出すればOKです。
Amazonに提出すれば1日以内にAmazonから返事が来ます。もし、駄目な場合は再提出の必要があります。(その理由は購入した商品の写真の項目が全て写ってないことが私の場合は多かったです。請求書全体の写真を綺麗に写して提出すれば審査には通ります)
以下の条件で請求書を貰って下さい。
請求書の条件
180日以内に発行された請求書
出品者のアカウント屋号・住所が記載されていること
販売業者の名前と住所が記載されている
合計10点以上の商品を購入した証明
下記のような請求書ですが、形式は会社により異なりますがこれが提出条件を全て満たしております。
規制解除する商品かどうかを簡単に見つける方法
アマゾンセラーセントラルアプリで商品のJANコードを読み込めば一発で出品可能かどうかが分かります。
アマゾンセラーセントラルアプリのカメラで商品JANコードを読み込んだら、規制解除が必要な商品はRequires Approvalという表示が出ます。
この表示が出たら上記の方法で規制解除を行いましょう。
6.規制解除をしよう2(局所麻酔など)
5番目の項目でメーカーの規制解除が必要とありますが、今度は局所麻酔といって人間の体に貼ったり塗る商品は規制解除や申請が必要になります。
要領は5番目の項目の規制解除のやり方は基本同じですので、そちらを参考にして下さい。
他にも危険物申請といって、Amazon倉庫(FBA)に納品する商品ですが全ての商品が納品出来るわけではありません。
例えば、化粧品や香水・スプレーなど気化する商品は納品出来ません。
また以下の商品も、FBAで出荷することはできません。
日本の規格および法律を満たしていない商品 ...
室温で保管できない商品 ...
動植物 ...
危険物および化学製品 ...
出品に必要な届出や許可取得などが行われていない商品
医療機器 ...
平成18年厚生労働省告示第68号が指定する専ら家庭において使用される管理医療機器 ...
医薬品
これらの商品もアマゾンセラーセントラルアプリで商品を読み込んだら、納品出来るかどうかが分かりますのでチェックしてから納品しましょう。
7.利益計算方法
実際に利益商品かどうかを計算するにはどうすれば良いのかと言えば、これも先程規制解除で使ったアマゾンセラーセントラルアプリから出来ます。
商品JANコードを読み込めば下記のような画面になります。
アマゾンセラーセントラルアプリで商品を読み込むと、上記の画面のようなAmazonの最低価格で売られている商品の価格が自然と入りますので、後はあなたが目の前で仕入れようとしている商品の価格を入力すれば自然と利益計算が出来ます。
ここではAmazon倉庫からの発送を例として利益計算をしていますが、自己発送といって自分で発送することも出来ます。
ただ、梱包や発送が非常に面倒であり、特に普段仕事をしていて梱包や発送の時間が無いという方は、Amazon倉庫に仕入れた商品を送るようにして下さい。
8.何故か増えないお金の謎
せどりを始めたけどなかなか資金が増えていかないと感じるときが出てきます。それは、儲けたお金を再び仕入れに回しているからです。
例えば、10万円分の商品を仕入れて全て売れたと仮定して、12万円の売上がありました。2万円儲かっているのですが、結局この2万円も再度仕入れ資金に回しているのでお金が増えない(手元にお金が残らない)と感じるわけです。
最初の内は儲けたお金も仕入れ資金に回して、ドンドンと商品を売っていきましょう。
数十万円と売上が上がっていけば自然と利益も増えていくので、徐々にお金が増えていくのも実感出来てきます。
9.損切りの考え方
ここで損切りというキーワードが出てきました。
これは何かと言えば仕入れた商品が希望価格で売れないときは、思い切って一番安く出品している方に価格を合わせて商品を売ってしまうという事です。
仮にあなたが5000円で商品を仕入れてきて8000円で商品を売っていた場合でも、他の出品者が10人いてその人たち全てが5000円で出品して、その商品が1ヶ月に5個しか売れない場合、あなたに売る順番が回って来るのは2ヶ月先以降となってきます。
こんな時は他の出品者に価格を合わせてその商品を売り切ってしまい、その売れた資金を次の仕入れ資金に回すという事が損切りの考え方になります。
あなたが5000円で仕入れた物を5000円で売っても手数料が引かれて、入金されるのは3500円くらいにり1500円の損が発生してしまいますが、ずっと売れるのを待っていても値下がりが続いていくだけなので、早く売り切ってしまった方が良いということにも繋がります。
上の表で仮にあなたが3450円で商品を売りたいとしても、他にライバルが15人以上いてその人達はあなたよりも、安い価格を付けているとすればなかなかあなたに売れる順番が回ってこないので、1ヶ月待ってみて順番が回ってこない場合は、ここでは2950円の人に価格を合わせて売っていくのが鉄則と言うことになります。
10.価格調整をしよう
9の項目で損切りの話をしましたが、損切りになる前に他のライバルの価格を見ながら少しずつ価格を下げていき、いかに早くかつ利益を確保して売っていくのかが、せどりでは大切です。
このポイントを抑えていないといつまで経っても商品が売れていかずに損切りを繰り返すことになり、結局お金が残っていかずに逆に借金が残ってしまうと言うことにも繋がります。
商品を仕入れたらなるべく早くAmazon倉庫に納品し、受領されたらライバルの価格をチェックしてその商品の回転率なども見ながら価格調整をしていきましょう。
11.縦積みの考え方
また新たなキーワードが出てきました。
この縦積みというのはあるAというお店で利益商品を見つけ、さらにライバルも少ないときこの商品を他のお店で集めて10個20個と仕入れることを縦積みと言います。(1個1個利益商品を見つけるよりも、1個の利益商品を沢山積んだ方が利益の上積みがしやすく精神的・体力的にも楽になります)
例えば、Aというお店で利益商品を見つけたらそのAのお店の系列店に在庫が有るかを聞いて有るのであれば、取り置きをしてもらい後日取りに行く事も手段の一つです。(系列店が10店あれば全て取り置きして貰うのも、可能であれば一気に利益は増えます)
または、Aというお店のライバル店でも構いません。同じ商品があれば価格交渉によりA店と同じ価格またはそれに近い価格で売ってくれませんかと1度交渉してみましょう(言うのはただです。もし交渉成立なら儲けものです)
せどりには様々なテクニックがあり、この交渉術も一つの手段です。
いかに店員と仲良くなり、商品を割り引いて貰ったり利益商品情報をいち早く教えて貰えるのかもあなたの腕に掛ってきますので、場数を踏んで交渉しまくりましょう。
12.まとめ
このようにせどりにはやるべき事が沢山ありますが、ポイントを抑えていけば充分に利益を出し続けていけるビジネスです。
小さな失敗を繰り返し、また小さな成功を積み上げていく事で成長に繋がります。
是非、このNOTEを読んでせどりに興味を持って頂ければ幸いです。
恐らく1度や2度読んだくらいで理解出来ないところが有ると思います。
下記に私のLINEを載せておきますので、質問などがあれば遠慮無くしてきて下さい。
また、ツイッターでも有益情報をつぶやいたり、有料情報を流していきますので、ご注目下さい。
https://twitter.com/takasanbaron
せどりの初級編も載せておきますので、併せて読んでより理解を深めていって下さい。
せどりの基本-初級編
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