なぜ大富豪のサイフは空っぽなのか?
【皆さんはお金がなくてサイフが空っぽですか?
私は電子マネーですので財布の中は、ほぼ空っぽです。笑】
【さて、この本はお金を稼ぐよりも守り方が重要だと書いてあります。
私もそう思います。
基本的に労働しかしていない方には、聞いたことも見たこともない世界ですし
理解できなかったり、きっと『嘘だ!』と思うかもしれません。
ですがある程度、貯金がある方は、ぜひ、読んでみてほしい。そんな本でした。】
表紙
お金は稼ぐだけではいけない。資産運用を経て稼ぐよりも守る方が難しいと実感。
自分のお金を守ることは、自分の人生を自分でコントロールする能力を身につけることなのです。
はじめに
本書を書いた理由はただ一つ。『日本人の金融を高めたい』
日本人はあまりにもお金を『守る』力が弱い。
それは子供の頃はもちろん、成人してもなお金融リテラシーを高める機会に恵まれていないのです。
今の日本で私たちは“沈没船”に乗っているようなものです。
まずは、その事実を知るところからはじめましょう。
2022年4月
世界一貯金が好きな日本人
海外の人からすると日本人は代表的なイメージとして
①勤勉②親切③貯金好き
の3点です。
賛否両論はあると思いますが・・・しかし今の日本を見てほしい。
今回は③貯金好きについて
ベースメントアップ株式会社(退職前に読むサイト)が2019年に調査。
全体の62%が『ボーナスは貯金』と回答している。
事実、日本の『タンス預金』は100兆円以上といわれている。
これだけの資産が投資に回されることなく眠っているのです。
日本銀行調査統計局の資産循環の日、米、欧の比較では
現金・預金(日本54.3%)(米国13.3%)(ユーロエリア34.3)である。
こうした背景には『老後2000万問題』『人生100年時代』があると考えられる。
不安になれば『貯金しておこう』となるのは、ごく自然なことかもしれない。
しかし、日本の大手銀行は普通預金0.001%の利子だ。1000万円預けても100円にしかならず時間外ATMを利用すると100円以上かかり1年で1回利用しただけで預金がマイナスになってしまうのです。ほぼ全ての人が自分のお金を守る術を知らず国や銀行、生命保険会社の言いなりになって資産を減らしています。
これが日本の現状なのです。
お金が奪われる理由
①インフレ②円安③デフォルトです。
①インフレについて
インフレとは物価が上がって、さらに給料も上がる状態です。
例
100円で買えた缶コーヒーが120円になった。
昭和40年、都バスは20円。今は210円。
つまり物価が上昇するごとに現金価値が目減りします。
お金を貯めて亡くなる日本人
『日本人は“最高残高”で亡くなり欧米人は“最低残高”で亡くなる』という言葉がある。
積極的に投資をするアメリカ人と比べると日本人は4倍も貯金比率が高いのです。
2017年金融庁が作成した『各国の家計金融資産の推移』によると
1995年から約20年間の日本の家計金融資産の成長率は1.47倍
アメリカは3.11倍、イギリスは2.27倍です。
日本人はお金を増やす多くの機会を損失しているのです。
日本は島国であるため海外の人がどのように資産運用しているのかを肌で感じるのが
難しいところがあります。
大切なのは現状を理解したうえで必要な行動をとっていくこと。
正しい情報をもとに適切に危機感を持ちながら一歩を踏み出すことなのです。
『g』の世界の住民が99%の現実
お金を稼ぐ、増やすだけでは資産形成になりません。
『お金に働いてもらう』という発想はフランスの経済学者ピケティが発表し世界で話題になった『r>g』という不等式で表すことができる。
『r』とは資本収益率、『g』とは経済成長率で
わかりやすくいうと
『労働で資産を増やそうとしても運用で増やさなければあなたの資産は増えない』ということだ。1日48時間働ける人はいない。
時間を切り売りして働いてる『g』の正解の住人とお金に働いてもらって効率的に増加させている『r』の住人との格差は広がり続けているのである。
日本だけではなく海外にも目を向けて、より広い視点から投資について検討していくことが求められます。
世界の大富豪がこっそりやっている資産防衛術
世界の大富豪が行なっている資産運用、資産防衛のあり方は『お金でお金を増やす』が基本です。
日本人の多くは、お金は“働いて稼ぐ”という発想が染み付いています。
『どうすれば収入が上げられるのか』などと考えてしまいがちです。
しかし、働いて得られるお金には限りがあります。
1日24時間、身体は一つしかありません。どこかで限界がきてしまいます。
だからこそ、世界中のお金持ちはお金自身に働いてもらうことを考え、そのための仕組みを構築しています。
日本だけでなく海外の銀行に着目し、お金を預けて高い金利を得るなどは
まさに、その一例となります。あるいは、なるべく税金がかからない国に移住したり、もしくはそのような国(タックスヘイブン)で法人や財団を運営したりなど金融のプロとともに、さまざまな方法を実践しています。
資産ができれば自動的に増えていく
一定の資産をつくるまでは時間がかかりますし、そこに至るまでは仕事をがんばらなければならないのも事実です。しかし、ある程度まとまった資産を形成できれば
あとは、ほぼ自動に資産が増えていきます。
単純に考えて、年間10%の利回りを実現できた場合
500万円で年50万円、1000万円で年100万円、5000万円で年500万円
あとは適切に税金を払えばいいのです。
これからは海外投資による資産防衛法が当たり前に
日本だけで資産を保有していると、さまざまなリスクがあります。
まずは海外に目を向けることで最適な資産運用を目指しましょう。
アインシュタインは複利を『人類最大の発明』と言った。
お金を上手に増やしたいと考えたとき最も手っ取り早いのは『複利の力』を借りることです。
【複利とは…調べてね】
ポイントは途中で利子を使ってしまわないことです。利子を上乗せして、さらに運用をすることで資産が拡大していきます。
長期運用ほど複利効果は大きくなる
こうした仕組みは『複利効果』と呼ばれています。
長く運用すればするほど複利効果は大きくなります。
『72の法則』(資金が倍になる年数=72÷金利)
金利が大きくなれば大きいほど資産が倍になる年数が短くなります。
そこでより多くの金利が得られる海外も視野に入れることが重要なのです。
アインシュタインは次のような名言を残しています。
『複利は人類最大の発明。知っている人は複利で稼ぎ、知らない人は利息を払う』
海外投資でお金を守る4つの方法
①まずは投資に回すお金を用意する。
投資する金額が大きいほど得られる利息も大きくなる。
②規制裁定を行う。
異なる国の法律や隙間を利用することを検討する。
③ラウンド・トリッピング
租税を軽減できる方法はないか検討する。
④分散投資
複数のオフショアセンターへ分割して投資することで資産を増やしつつ同時に守ることも実現します。
これらのテクニックを活用して海外にお金を移すことでお金の目減りするリスクを軽減できます。さらにお金が生んだリターンをあなたの子供や孫の世代に付与することもできるのです。
海外の金融機関を利用する
自らの資産を守りつつ育てていきたいのならオフショア投資を行うのも一つの選択となるだろう。なぜなら海外であれば高い金利を実現することも可能ですし税金面でも有利だからです。
ちなみに日本にいながらオフショア投資をすることもできます。
例えば、海外信託を購入したり、海外で販売されている保険商品に投資したりすれば
一応オフショア投資になります。
ハードルは少し上がりますが、やはりオフショア投資の醍醐味は海外の金融機関投資を行うことで、より自由で優遇された投資を実践できます。
富裕層が行なっていること
【財団、信託、オフショア、タックスヘイブン、プライベートバンクなどがありました。内容は省略。ぜひ本書をお読み下さい。】
できることから一歩を踏み出す
結局のところ『何をしたいのか』『そのために何が必要なのか』を積極的に考えているかどうかが依頼の資産形成の成否を分けるのです。海外の資産形成に詳しい人は出会ってみるのもいいでしょう。
少ない情報を探った人だけが実績を上げられる
育てた資産を守り抜くには個人や組織だけでなく場合によっては国とも対峙しなければならないこともあります。国の方針は法律や規制あるいは政策として表れるため、それらをよく見て柔軟に戦略を変えていく必要があります。
日本人の多くは『日本という国は安心だ』という感覚を持っているとは思います。
しかし、それは約束されたものではありません。
この先、日本がどうなるのかは誰にもわからないからです。
グローバルな社会にいる以上、世界各地に目を向けないのは、むしろリスクといえます。投資家や権力者の情報はなかなか表に出てきませんが、そこには理由があり限られた情報を精査して行動した人だけがより良い投資を実現できるのです。
まずは、その世界に踏み込むことが大切です。
投資のシミュレーション
①500〜1000万円②5000万円③1億円④5億円⑤10億以上
②5000万円【ぜひ、日本人に目指してほしい金額と思い②を紹介します】
日本国内だけで資産形成を行うのではなく海外に視点を移して資産管理していくのがオススメです。
海外の金融機関を利用して年利8〜10%を目指す。
もし1000万円を年利10%の金利で10年間運用したらどうなるでしょうか。
複利の効果を得ていくと元利合計金額は約2700万円にもなります。
(税率20.315%で計算)
つまり、10%の金利で10年運用できれば利息だけで約1600万円
(税引き後で約1250万円)も得られる計算です。
一人ひとりの思いを集めれば大きな力に
私はお金を『人を幸せにするツール』だと考えています。
【感想】
富裕層になる手段がとてもわかりやすく書かれいました。
ですが、ほとんどの人は、そのスタートラインに立つ前に諦めてしまいます。
又は、詐欺に遭ってしまいます。
まずは、知識をつけ専門家や富裕層の人の話を聞いてみてはいかがでしょうか?
ほとんどの人は『詐欺だ!』と言いますが、果たして真実はどうでしょうね!
私もお金は豊かな人生を送るためにとても大切な道具だと思います。
そして、情報弱者が詐欺に遭わないように活動しています。
悪いのはお金ではなく、お金を盗む人。
まずは、そう考えてみては?と思います。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?