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独立~「法律事務所maru」開設

前回の投稿から時間が経ち、
また、投稿が遅れましたが、
2021年4月1日に、
これまでの事務所から独立しました。

新しい事務所は「法律事務所maru」(マル)と名付けました。

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「maru」は丸であり、円であり、縁にもつながる言葉です。
調和と循環による円満解決の先に、
その人にとっての本当の幸せに至るようにという願いと祈りを込めて、
この名前にしました。

シンプルであって、かつ、深さがあり、
私自身にとっても、依頼者にとっても、周りの方にとっても、
それぞれがそれぞれのイメージを深めていける言葉でもあると思います。

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新しい事務所づくりでは、
依頼者が幸せに向かう場となるように、
街角のカフェのような、
リラックスして話し過ごせるような温かみのある雰囲気を大切にしました。

床材や壁には厳選された天然素材を用い、角を極力少なくした“まるみ”のある内装としています。

相談者は弁護士のところに来る前に
既に大きな葛藤やストレスを抱えていることが普通ですし、
依頼者は案件の継続中も大きな負担がかかります。

私のこれまでの経験からは、
依頼者が最終的に納得できる結論に至るためには、
依頼者と弁護士との間の打合せやコミュニケーションを充実させることが
とても大切だと感じています。

そこで、
相談者や依頼者が少しでもほっとして相談できる空間が作れたらいいなと思いました。

その空間作りのために、
ご縁の重なりのあった「駿河屋」という建築業者に
内装工事をお願いすることにしました。

駿河屋の想い | 家づくりをきっかけに「体と心がよろこぶ暮らし」を考える。駿河屋は、感動を創造する建築会社です。
家づくりをきっかけに「体と心がよろこぶ暮らし」を考える。駿河屋は、感動を創造する建築会社です。東京都内23区、埼玉、千葉、神奈川エリアを中心に、無垢の木や珪藻土・漆喰などこだわりの自然素材・天然素材をつかった健康な住まい作りを提供しています。駿河屋は、創業360年の老舗、東京都墨田区にある建築会社です。

https://surugaya-life.jp/concept/spirit/

厳選された本当の天然素材を使って、
暖かみのある安全で安心した生活を提案しよう
ということを考え取り組んでおられる会社です。

素材選びには、社長自らが全国を飛び回り、
自分の目と耳と感性を使って選び抜いたと聞いています。

私自身、かつて、ここのモデルルームに行ったことがあり、
その空間の空気感の違いに驚いたことがありました。

幼稚園のおやじの会で知り合った友人がこの会社の社長さんと友だちだったり、
幼稚園で知り合って私自身も直接話のできるママが今はこの会社で働いていたりして、
つながりが重なっていたこともあり、
私がこの会社にお願いするのはとても自然な流れのように思えました。

新しい事務所の床材には、
「静岡県天竜産の新月伐採材の葉枯らし天然乾燥材」
を用いています。

「新月伐採」という言葉は聞きなれないものですが、
伐採の時期によって木材の質は変わるそうです。
月の満ち欠けにより伐採時期を選定することで木材を良質なものとし、
現代の主流である人工乾燥を行わず、
昔ながらの「葉枯らし乾燥」・「天然乾燥」によって、
天然の風合い・香り・艶を最大限残した木材です。

ヨーロッパでも、
古代ローマから伐採時期や伐採に最適な月が意識されていて、
バイオリンの名器であるストラディバリウスも新月の木だそうです。

壁には、「メソポア珪藻土」を用いました。
北海道の稚内でしか採掘できない、吸放湿性能が圧倒的に高い珪藻土だそうです。

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内装工事の途中で、
珪藻土を塗る作業を自分達でさせてもらう機会がありました。
壁に塗られた珪藻土の一部が
家族をはじめとする身近なものの人の手によるものであることは、
温かみのある法律事務所にしたいという私の思いに適い、
きっと来られる方にもそう感じられるのではないかと思います。

独立前は、
事務所は静かに始まっていくと思っていましたが、
いざ始まってみると、
想像をはるかに超えたたくさんの方から
お花、贈り物、お祝いのメッセージをいただき、
天然木と花の香りがあふれる中、
とてもありたがたく、温かい気持ちでスタートを迎えることができました。

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今後は、これまでの経験を礎としつつ、
自分の個性、持ち味や強みを活かしながら
“円満解決”に向かう技術の実践と探求に
取り組んでいきたいと思っております。

今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

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