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作業タスクを「減らせる」人を評価できてますか?

企業によっては、賞与査定を実施している時期でしょうか。
査定の基準や重みづけはそれぞれでしょうが、
「仕事を減らせた」
を評価できてる企業って、いかほどあるでしょう。
例えば、

✅仕事減らしませんか?なくしませんか?って
  提案したことありますか。
✅「よくぞ減らしてくれた!」と加点評価を
  したことありますか?

個人調べではありますが、少ないのではないでしょうか。

昔も今も、仕事は増やすものです。
増やすほど売上が上がるのですから。

増収増益を続けたいのなら、
仕事を増やすか、単価を上げるしかないです。

ただし、前提条件があります。
増やしても対応できる人がいること。

この点が今はとても難しいです。
さらに未来は、少子高齢化の影響でもっと難しくなります。

加えて働き方改革により、昔みたいにモーレツに働くのも困難。
モーレツに働きたい人がもしいるなら、
不満が溜まる時代かもしれないですね。

これだけ外部環境が変わっているにも関わらず、

仕事を増やした人だけを高く評価するだけの制度ならば、
矛盾につながります。

仕事を増やすだけ増やして、あとはよろしく。と立ち去る上司。

どうにかつじつまあわせて対応しても、評価されるのは上司だけ。
やりきれなかったらメンバの評価が下がる。

こんな企業になってたりしませんか?

もしそうであるならば、上司にならない限り
心穏やかに過ごすことは困難でしょう。

そして自身が上司になったときに同じ振る舞いをします。
それが上司、と経験してるのですから。

断言しますが、
増やすだけなら、誰でもできるんです。

増えた状態を続けるのが、難しいんです。

なのに、増やす人だけが評価される。
いつか誰もが
「続ける」役割から逃げるでしょうね。

めんどくさいから。
増やすだけのほうが、ラクだから。

それに反して、逃げずに

「もうこれはいらないのでは?」
「やめませんか?」
「機械やITに任せませんか?」

と提案し、それをやりきれる人を確実に評価できるような制度が
あって欲しいのです。

・「めんどくさい」と不満を撒き散らすではない。
・提案だけして実行しない、でもない。

そうではなく、

提案してやりきる。
さらにそれを持続できるしかけまで設計して実装できる。

いるんです。
これを実現できている人が。チームが。

ただ、評価されない。

それより、新しいことにチャレンジする人がめだつ。
目立つ人が評価される。

実績より目立ったかどうか、の軸で判断。

評価されない人が、他社で評価され、
不在となってはじめてその必要性にきづく。

なんてことにならないよう、

成果をだしている人がまっとうに評価される。

そんな企業が増えていけば、
働く人はもっと活躍できるのでは。と感じています。