見出し画像

「どうせ」って言う人の対処法

大人相手の場合に限りますが、
どうしても相いれない思考がいくつかあります。

そのうちの一つが「どうせ」って言う人。
言える人。

本人は無意識なんですよね。
言ってることに気づいてない人もいるほど。

無意識だからこそ、言葉を選ばずに言うと
タチが悪い。

というか、もし無意識に発信できるのであれば、
その人にとっては、すべての行動の
「核」であり「軸」。

だから、ポジティブに言うと"ブレない"

案件で異なることはなく、
全ての思考や行動、対人関係で発揮します。

もちろん、仕事でも同じスタンス。

このような状態は、
本人が「変えよう!」と思わない限り
変わりません。

私がもし変えようとするならば、
逆に私が疲弊します。

本人が変えようと思ってないことを、
赤の他人が変えるのは、至難の業。

そんな「どうせ」をさらっといえる人、しかも
複数人とこれまで接してきました。

めちゃくちゃ疲弊しつつも、
運よく+どん底に落ち込む代わりに
疲弊を減らせた接し方をいくつかご紹介します。

「どうせ」が口癖の人の心理


どうせ、のワードそのものは、
他者からの失望から自分を守ろうと
脳が司令を出して発してます。

例えば、
「どうせ無理」と自らに言い聞かせることで、
万が一期待通りにならなかった場合に、
精神的に落ち込んだり
ダメージを受けたり
することを緩和します。

この人間の本能、私は完全に肯定してますが、

なぜ「どうせ無理」と、
わざわざ人に発するのでしょうか。

人は言葉で発すると、
その発した言葉に近づけようと
脳が無意識に動き出します。

言動不一致は、とても気持ち悪く脳が感じる状態

一貫性がないからです。だから、
言動一致にしようとするんです。

つまり、意識的か無意識かはわかりませんが、
「どうせ無理」って言う人は、
「どうせ無料」な未来を目指しますよ。
と宣言してるようなもんです。

これが、「どうせ」って口癖にする人を避けたい
いちばんの理由です。

未来は、あきらめた未来を
目指すもんじゃないです。
なりたい未来のために
人間は生きてるんです。

「どうせ」って言う人との接し方


そうはいっても、「どうせ」と言う人はいます。
世の中から一掃することは無理でしょう。

であるなら、
そんな人と一緒に同じ時間を過ごすことの
対処を知っておく方が有益だ!!と感じてます。

いろいろ調べながら、試しながら
私が実践してる方法をご紹介します。

全ての人にとって同じ方法が実現できる、までの
実証はできてないですが、
試して効果がありそうなら実践いただき、

「どうせ」って言う人に振り回されすぎて、
自身のココロのHPが減るの
抑えていただければ
うれしいです。

「どうせ」って言う人が上司

上司が「どうせ」って言いだしたら、チャンス。

上司があきらめてるなら、
期待どおりでなくても、マイナスになりません。
上司があきらめてるから。

そんなときこそ、期待どおりになるように
私なら最後まであがきます。

もし、あなたのおかげで期待どおりに
なったのなら、
・上司はその上司に褒められ、評価されます。
・上司は、あきらめてた、と絶対に言いません。
・立役者はあなただと知ってます。
・あなたの評価はめちゃくちゃ上がります。
・次のステップアップの道が拓けます

と、すべてがこうなるとは限りませんが、
少なくとも、上司の評価を高めた功労者のことは
上司は ”当分は” 覚えてます。
("当分"の期間は、上司によります。)

そういう意味で、チャンスです。

「どうせ」って言う人が部下

「どうせ」とどこで感じているか、
直接聞いてあげてほしいです。

・他部署の人の動きが悪い
・自分の担当分の進捗が期待どおり進まない
・何したらいいか分からず時間が過ぎている

など、聞いてみたらいろいろと出るでしょう。
でも、

せいぜい数にして1ケタくらいの困り事。
なことが大半です。

であれば、1つずつクリアして「どうせ」を言う
必要がない状態にすればいいんです。

この解決のアプローチを知らないと「どうせ」と
自分の身を守る行動をとって、発してるんです。

あと、「どうせ」って言うな!な一喝は
私はしないです。

根本は何も変わらない上に、
自分の身を守る言葉さえも遮られる。

ノーガードでココロにダメージを与え続けたら、
いつかポッキリと折れちゃいます。

ココロを守る手段はそのままに、
ダメージを与えているものを取り除く
ことが大事です。

「どうせ」って言う人が家族

もし、こどもが言ってるのなら、
親か周りの誰かが発してる。がよくあります。

または、
とてもココロにダメージを負うリスクをとって
めちゃくちゃ大きな何かに挑んでいるか。

もし親が発してるのなら、
それから止めたいですよね。
「子どもがマネするからやめよう」
を皮切りに、
親か会話しながら減らすしかないかな。

感じてます。

それ言うな!な命令口調では、
伝えたようにココロをポッキリと
折ってしまうリスクあるので、

私はさけてます。

めちゃくちゃ大きな何かに挑んでるなら、
「がんばってるその過程を応援してる」ことを
言葉で伝えてほしいです。

結果が全てではあるんですが、人生の
"ある時点"での結果は、
人生全体にとってみたら、
成功か失敗かなんてわかりません。

いや、失敗ではないです。
その経験が、その先の人生に活かされるから。

私も大学は第一志望落ちましたし、
就職氷河期の中で
思い通りな就職活動はできませんでした。

じゃあ、それが失敗か?というと
そんなことはないです。

むしろ成功の分岐だったと確信してます。
なぜなら、今、幸せを感じる生活できてるから。

こどもは親の期待を叶えようと
必死にがんばります。

親の期待としては、
がんばりの結果もうれしいですが、
結果はどうあれ、
そのチャレンジで成長できた姿がうれしい。

そんなもんです。

それ以外

完全に無視です。周りに近づけないように
カドがたたないように、フェードアウトします。

ここに使えるチカラは、
他の人のために使わないと
もったいないんです。

私が「どうせ」の思考を振り切れた方法

ここまで偉そうに書いてますが、
私の人生の前半は、
「どうせ」「どうせ」「どうせ」‥
と口癖のように言ってた側です。

失敗が極端に嫌いだった。
過程より成果にこだわり続ける人生でした。
そして、結果が出ない=失敗、と
めちゃくちゃ決めつけてた人生でした。

そんな人生を変えてくれたのが、

・チャレンジの結果は2通り。
  それは、成功と経験値アップ。
・もし誰かに教わるんなら、
  成功した経験だけの人
  成功とそうでない経験ある人
 どっちから教わりたい?
 もちろん、後者でしょ。

な2つの考え方をたまたま知れたこと。

そのきっかけは完全に忘れてますし、
今思い出しても記憶が美化されてて
ねじ曲がってそうなので、書かないです。

成功と失敗の2択じゃない考え方もあるんだ。
失敗と言われる経験してる、ってのも
考え方ひとつで"武器"にもなる。

という、
前提条件がぶち壊れたことをきっかけに、
失敗を極端に避けるような感情は
なくなりました。
もちろん、ゼロにはまだなってません。

でも、おかげで
予測できる力・余念なき準備する力
につながってるので、むしろよかったです。

その結果「どうせ」な3文字も
口からでなくなりました。

まとめ

「どうせ」って言葉を発する人の対処は、
それを無理にやめさせるではなく、
発した過程や、潜む困りごとに着目すること。

ただ、関係ない人からは全力で逃げます。

個人的には、一種の "呪い" のような3文字と
認知してます。

聞きたくもないけど、聞いてしまったのなら
逃げるか、
発しなくてよくなる状況に戻すか
します。

かつて発してた私だから、
その "呪い" が拡散しすぎないように
生きるのが、一つの恩送りと感じてます。