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【ComfyUI】アニメ絵から線画を抽出する

最近は、AIで漫画を描くのが流行り始めましたね。今回は、漫画に使える画像生成について説明します。やり方としては、通常通りにカラーの画像を生成し、その画像から線画を抽出することで実現します。


1. 準備

カスタムノード

以下のカスタムノードをComfyUI Managerからインストールしてください。

  • ComfyUI's ControlNet Auxiliary Preprocessors

モデル

以下のControlNetのモデルをダウンロードし、ComfyUI/models/controlnetに格納してください。

  • t2i-adapter_diffusers_xl_lineart.safetensors

2. workflowのノード構成

以下がworkflowの全体構成になります。

workflowの全体構成

以下は、線画の抽出元の画像の生成部です。デフォルトのworkflowにdetailerのLoRAを追加したworkflowになります。checkpointには、Animagine XL V3.1を使用しました。

画像生成部

以下は、カラーの画像から線画を抽出する箇所です。
まず、ControlNetのLineartを利用し、線画を抽出します。今回は、Realistic Lineartを使用していますが、他にManga LineartAnime Lineartなど、種類の異なるLineartがあります。私が使ってみた感触として、Realistic Lineartが細かく線画を抽出してくれたので、Realistic Lineartを使用しました。
ここで抽出された画像は、背景が黒、線が白になっているので、Invert Imageで色を反転させます。

Lineart変換部

最後に、抽出した線画をHires.fixで整えます。抽出した線画をVAE EncodeでLatentに変換し、それをKSamplerで修正を掛けます。
以下の画像では、Upscalerをオフにしていますが、必要に応じてUpscalerを利用してください。

Hires.fix部

3. 生成結果

以下が生成結果になります。背景が完全には抽出できていないですが、前面の人やモップ類は、しっかり線画に変換できています。

左: 元画像
右: 線画.   

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