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不登校の現状

私の関わっている「がりばん楽校」では、ガリ版振興、貸館、文化教室と子どもや地域の人の居場所、フリースクールを展開しています。
ガリ版体験も、少しずつ増え多くの方が「ガリガリ」とロウ原紙を切って作品を作っておられます。

先日、ある勉強会で「不登校とフリースクール」について話す場をいただき、話させていただきました。ちょうどその頃、COCOLOプランの進捗状況等についての記事も出ていました。
その中に、『校内教育支援センター』の設置推進や教育支援センターのICT環境を整備していくことなどが書かれていました。「校内教育支援センター」は、呼び名を変えれば「校内フリースクール」にもなります。先進地では、10人くらいが在籍されている学校もある、さらに、少ししんどくなったら2〜3校時だけ「校内フリースクール」に行き、その後自分の教室に戻るという生徒もいるとのことで、不登校の未然防止にもつながっていると話しておられました。
学校に行ける児童生徒はそれでもいいと思います。どうしても行けない子どももいるのが現状です。
数字で説明すると約245,000人の不登校児童生徒の内、学校や教育支援センター、フリースクール等と繋がっている児童生徒は63.7%、36.3%は支援や相談に繋がっていないとのデータもあります。
また、民間のフリースクール(がりばん楽校もその中のひとつ)は、全国に600ヶ所とか700ヶ所と言われています。そこに通う児童生徒は3.7%…その数字が多いのか少ないのか?は、別の話になりますが…

一番の問題は、どこにも繋がれていない36.3%の子どもたち。ICTの整備やメタバースの活用で、少しでも繋がるツールが増えることが大切と思います。

児童生徒成長支援室の先生も、繋がれていない子どもたちとどうして繋がるかが課題と仰っていました。
そうしたことも、「がりばん楽校」では考えながら行政や他の支援団体と連携を取りながら、必要とされてる方に繋がるように活動をしていきたいと思います。

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