ビジネストレーナーことはじめ⑥ Note7

さてさて、青年会議所のトレーナーとして様々な経験を積み、その過程で知り合った方々から、少しずつ社員研修やPTAなど地域の団体での研修をご依頼頂くようになった僕は40歳の10月末に家業の会社を退職しちゃいました 今、振り返ってみれば別に辞めなくてもよかったんじゃないかなと思うんですが、思い立ったら一直線に進む方なので、この時は「やめて始める」の一択しか考えなかったんですね

さらに個人事業主でも構わなかったはずなんですが、当時は1円会社なんてのも流行っていたこともあって、50万円の資本金という形でワイエーエスという法人を設立しちゃいました。(おかげさまで15周年になりました)

特に何の資格がなくても参入できるという参入障壁が全くないのが研修・コンサルティング業界でありまして、名刺作って、SNS始めれば何となく起業できちゃうんですね。

但し、起業できるのと、その業で食っていくのは全く異なります。起業はしたものの、全く研修やコンサルティングの仕事はないという状態でした。それでも前職の不動産業の後仕事があったり、さらに当時は海外の投資家が日本の不動産に活発に投資していた時期でもあって、不動産投資のマネジメント会社からアルバイト(の割には相当な時給でしたが)の声かけなども頂いて、一応食っていくことはできました。(でも、全然研修やコンサルティングじゃない・・・)

たまに青年会議所関係の研修やセミナーにお招き頂いたりはしていましたが、その方面の仕事はほとんどボランティア価格もしくは無料みたいなものだったので、「お金では買えない経験を稼いでます」なんて口では格好良さげなことを言っていましたが、内情は結構焦っていた感じもしますね

そんな中で2006年の年末に青年会議所から面白い案件を頂きました。もともとは僕が2005年に関わった前述の国際アカデミーという事業で各国のリーダーたちから発信されたグローバルモラリティというコンセプト(今考えればSDG'sにもつながる感じもします)をカタチにして、日本発のリーダーシップセミナーという形で世界に発信できないかという案件でした。

ただ、青年会議所の案件ですので、無料ではありませんが、そんなに大きな金額になる訳じゃありません。でも、「お!面白そう!!」という感じで、ここにも手を挙げてしまったんです。

結局、2007年のアフリカから始まって2009年までに世界中の各地を飛び回りながらセミナーを行うという得難い経験をさせてもらいました。この経験は色々な意味で本当に得難いものでありました。

この時の経験はとても面白かったので、また別の機会に書いてみようかな・・・

全然前に進みませんが 、続

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