見出し画像

奇跡の水といえば、フランスのルルドの泉が有名です。でも、日本にはルルドの泉よりも、すごい水を産み出す場所があるのです。

それは、京都の貴船神社

奇跡の水をたたえる貴船神社

奇跡の水といえば、フランスは「ルルドの泉」。ローマ法王庁から「奇跡」と認定されているので世界一有名といってもいいくらい。


ところが、


貴船神社のお水、癒し効果を測定して数値化したところルルドの泉よりも高い数値が出たのだとか…

医学的な根拠についてはわかりませんが、3年間汲み置きしても、☆腐らない☆変色がない☆雑菌の繁殖がないと、非常に良質な水だそう。

貴船地域の地層は石灰岩質なので、水にはカルシウムが豊富に含まれています。いい水であることは間違いないですね。

ただこの水、貴船神社でしか飲むことができません。いつか参拝した折にどうぞ!

火の神から産まれた水の神がご祭神

貴船神社のご祭神は、高龗神(たかおかのかみ)。「おか」という漢字がすごい雨冠の下に、四角を3つ書いてその下に龍。これで、「おか」と読むのです。

この「高龗神」が水の神様なのですね。
この神様が産まれた時のエピソードがものすごい…


ご存知、神産みの夫婦は、伊弉諾尊(いざなきのみこと)伊邪那美尊(いざなみのみこと)。この夫婦の間に産まれた最後の神が、加具土命(かぐつちのかみ)という炎の塊の神。

伊邪那美は、加具土命を出産するとき大火傷を負う。そしてそれがもとで
命を落としてしまう…

愛する妻を失った伊弉諾。その怒りが恨みに変わり、産まれたばかりの加具土命の首を剣ではねた!

我が子の首をはねるなんて…このあたりが古事記のすさまじい所です。

さて、その時、剣に着いた血が柄の部分に滴り落ちた
その一滴が高龗神に…

ものすごいお話しですね、これ…
火の神の血が、水の神になる。これは、何か象徴めいていますね。


水は火を抑える

火は人間にとって、とても大切なもの。火を扱えるようになって人類は進化したわけですから。


でも、ひとたび扱いを間違えると大惨事になる危険性も…荒ぶる火を鎮めるために、水の神が産まれたということでしょうか…陰陽五行の相克の関係でも、水は火を消す役割がありますから。


それにしても、地球だけが、全宇宙で唯一水をたたえる惑星。
水なくして生命の存在はあり得ません。


同時に、太陽の光という火の力もなくては人類は生きられない
考えさせられるお話しですね。

「火の力」と「水の力」が十字に組み合わさって、生命が産まれ繁栄していく…そんな宇宙の法則が貴船神社の神様から感じられました…


さて、僕はFacebookで「神社へ行こう!」というグループを主宰しています。どなたでも参加していただける公開グループです。全国の神社が好きな人たちと繋がれたらいいなぁ…というゆる~いグループ。興味があったら覗いてくださいね!


よろしければサポートお願いします! 神話、神社、神様の話しを通して日本の心を伝える活動に充てさせていただきます。