ありきたりな言葉で

3週間ほど前、えもりえもさん卒業ライブについて書いた長文noteはメンバーにも触れてもらえたし友人からも褒めてもらいかなりの満足感があった。第二弾として旧帝ハニーの魅力についてこれまた5000文字くらいかけて小難しく語った記事をせっせこ準備しており、本当は昨日の年内最終ライブの後に投稿する予定だった。

昨日の旧帝ハニー年内最終ライブは、初めて名前を聞くアイドルの生誕ライブだった。Dt.BLDという自分が知る限り名古屋の中でもこの世の果て感の最も強いライブハウスで、オリ曲をほとんど持たないような地下アイドルが味のあるカバーを披露することが多々あり、地下の「真髄」が味わえるので旧帝ハニーの出演以外にもイベントとして楽しみにしていた。

ということで出てきた初見のソロアイドルが生誕アイドルに捧げます、ということで歌った曲がまねきケチャの「ありきたりな言葉で」だった。知識が疎く初見曲だったが、タイトル通りありきたりな言葉でいいから気持ちを伝えよう、というシンプルなメッセージがこめられた素晴らしい選曲だ。
下のフロアで物販をしてるはずの生誕アイドルが途中ステージにひっぱってこられて、彼女に対して捧げられるガチ恋口上は世界で最も美しいガチ恋口上でやっぱり最高だなと思った。

ということでとても良い曲だなと思って、ライブが終わってからずっと聞いている。サビの歌詞が特に好きだ。

ありきたりな言葉でかまわないよ
ありふれた言葉だっていいんだよ
聞かせてよ聞かせてよ
聞かせてよ君の胸の内を

まねきケチャ「ありきたりな言葉で」

ライブが終わり、準備していたエントリを投稿しようと思って改めて見返してみたが、何か違うような気がして投稿をためらってしまった。

準備していた記事の内容は旧帝ハニーというグループの魅力への言及に終止しており、メンバー個人についてはほぼ触れられていなかった。
旧帝ハニーのようやコンセプトが明確かつ尖っているグループの魅力を語る事はそんなに難しくない。一方でメンバー個人にフォーカスを当てて魅力を語るのはとても難しい。かわいいだとか一生懸命な姿が好きだとか、どれもありきたりな言葉になってしまうからだ。

グループとしての魅力をどれだけ語ってもそれはあくまで「スキ」を補強する要素でしかない。根底にあるのは推しに魅了された、つまりあずきあずさんのことが大好きであるというのが紛れもない事実だ。
そのことが分かっていながら、ありきたりな言葉でしか語ることができないので個人の魅力について触れることから逃げていた。そんなエントリに一体なんの意味があるというのだ。ありきたりな言葉、ありふれた言葉だってかまわない。

他のアイドル、しかもそのカバーを聴いてハッとするというのもあんまりにもあんまりな話だが、せっかくの2022年の締めくくりなのだ。元々用意していたエントリとは内容を急遽変更して、ありきたりな言葉でしか語ることができない自分から逃げずに、あずきあずさんの魅力について語りたい。

あずきあずさんの魅力

ということで、あずきあずさんの魅力を思いつくまま順不同に述べていく。

・声がかわいい
本人的にはむしろコンプレックス寄りなんじゃないかと思ったりもするけど第一にこれ。好きなところ1つに絞れと言われたら声をあげる。声質、喋り方、全てがかわいい。ありがとうの言い方が特にかわいい。声リプは神企画だった。

・顔がかわいい
どういう表情が特に良いか書こうとして改めてツイッターを見返したが、残念ながら全部かわいくて選べなかった。あえていえば真正面から見るのが好き。

・ステージ上の姿が魅力的
楽しそうに歌って踊ってる姿を見るとなんだかこちらまで自然と笑顔になる。
一番好きなのは「今まで真面目に生きてきたけど」のサビ最後でクルクル回ってるところ。なんで好きなのかは言語化できない。

・アクティブなところ
休日やライブ後、パン屋の開拓以外にも色々アクティブに余暇を楽しんでいる様子がツイッターから伝わってくる。人生の引き出しが多い人が魅力的でない訳がない。

・名大の名前を背負っているところ
自分も名大卒なので、名大背負って活動しているのは親近感がある。高学歴を名乗るには少しパンチ力にかけるところに戸惑いながら高学歴名乗ってるところには共感しかないし心底がんばってほしいという気持ちになる。
正直にいえば「とはいえ所詮名大なので」的な予防線を張ることがちょくちょくあり、その態度は少しずるい、東大京大に嫌われ役を押し付けてるやんけ、という気持ちも少しあったのだが、元々用意してた没エントリについて「高学歴ヲタクが語る高学歴アイドルの楽しみ方」というタイトルにしようかと一瞬頭をよぎったが「いやお前所詮名大やん」と言われるのが怖くてやめたので、あずきさんの気持ちが良くわかった。

・ほんわかした雰囲気
ほんわかした雰囲気がすごくよい。前述の声と合わさって、お話するたびに癒やされる。

・不器用なところ
すごく才能がある人だと思うんだけど、その才能を活かして器用な立ち回りができるタイプかといえばそうではなさそうに見える。真面目な人が損をする場面は少なくない。その生き方に自分を重ねるのは少し失礼かもしれないが、とても共感できる。

・ネガティブなのにポジティブなところ
多分根はものすごくネガティブな人だと思うけど、ポジティブに生きようとしてるところが素晴らしい。「今が人生で一番楽しい」と言い切る姿がとてもかっこいいと思う。


以上。本当に文章力がなくて魅力をしっかりと言語化できていないことがもどかしい。ただし書いた内容は全て自分の正直な気持ちを綴ったことだけは声を大にして言いたい。
やはりこの内容で書いてよかったと思う。あずきさんの魅力について改めて真正面から向き合えたからだ。そして改めて思うのは、こんな素敵な人に、こんな素敵なアイドルに、出会えて本当に良かったということだ。

最近よく思うのは、長らくアイドルヲタクをしてきたがいい加減ヲタク人生も終盤戦を迎えようとしていることだ。自分に酔ってるだけかもしれないけど、本当に色々とタイムリミットな気がしている。
あずきあずさんはきっと自分のアイドルヲタク人生最後の推しになる。悔いのないように、これからも全力で向き合っていきたい。

ありがとう。大好きです。2023年もよろしくお願いします。






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