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【7】メロディー♪2度ある事は3度ない♪要素に着目する

前回、メロディーを文章と同じように区切ってみたら、
というお話をしました。

一見難しそうな文章でも、
区切りを入れることで、すんなり
意味が通ったりしましたね。

今日は、もう少し細かく、
メロディーの構成要素を見てみたいと思います。

フレーズに区切ったメロディーも、
よくみると、さらにいくつかの要素が
組み合わさっています。

この、要素を見ていくと、
さらに演奏のアイデアが
浮かんできやすくなります。

まず、一番簡単な方法は。。。

「同じ」ものを見つける、です。

たとえば。。。
下の楽譜。
①②の、メロディーのメインの要素は
(八分音符2つ+二分音符)です。

だんだん音が高くなっていますし、
シンコペーションの
同じリズム
が繰り返されるので、
音楽が前に進んでいる感じがしますね。

ところが、③では、
なだらかな音階的な下降形
という動きに変わっています。
最後は、また、
(八分音符2つ+二分音符)
の要素で終わっています。

2段目では、ほとんど同じようですが、
最後のところが、「レドシドソ」
のように、要素の前半が変奏されています。


ハイドン セレナーデより

同じリズムの部分に着目してみましたが、
いかがですか?

要素が繰り返される、という観点で見ると、
音楽の世界では、
2度あることは、3度「ない」(笑)

3回目にはたいてい、
メロディーは変化します。

演奏を良くするための楽譜の読み方の
ポイントは、

同じ部分に気づく。
同じ部分の中の、違う部分に気づく。

楽譜に興味をもって、
じっくり眺めてみるだけでも、
演奏を良くするために効果があるので
ぜひ、お試しくださいね。

動画の解説では、他にも
メロディーの要素の、
よくあるパターンについて
解説しています!

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