ぼくは

ぼくは、大人に憧れていた。
18の時に歩道橋から見下ろした通過していく車が
あこがれの大人のシンボルだった事を。

ぼくは、優しくなりたい
この年になっても優しさが分からない。
教えてくれ、きみの厳しい優しさを。

ぼくは、年をとった子ども
自立というものに精神がついていけない。
ただ、時を費やした子ども

ぼくは、永続的に存在しないことを知っていた。
生まれていつかは死ぬ
肉体は滅び記憶もいつかは

ぼくは…

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