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オーストラリア🇦🇺のスターバックスは人気がないのか

スターバックスの進出と苦戦

2000年、スターバックスがオーストラリア市場に進出し、一時は80店舗以上まで拡大。しかし、2008年には70%以上の店舗を閉鎖するなど、市場攻略に苦戦した過去があります。

オーストラリアに受け入れられなかった

オーストラリアでは、ローカルのカフェ文化が盛んであり、グローバルチェーンのスターバックスは受け入れられなかったとの見方もあります。また、オーストラリア人のコーヒーに対するこだわりも一因とされています。

ビターなコーヒーが主流のオーストラリアで甘くてマイルドなコーヒーは受け入れられませんでした。また価格も他のカフェよりも高い値段設定だったことも苦戦した原因とも言われています。

回復の兆し

そこから徐々に回復の兆しを見せ、昨年2023年11月にはオーストラリアスタバ史上初の黒字315万ドル(3.15億円)を計上しました。2023年には8店舗を新規オープンし、国内の店舗数は67にまで増加しています。

コーヒーの値段も五ドル前後とローカルのカフェより若干安めになりました。

若者からの支持

特に10〜20代の若者を中心に、街のスターバックスは常に賑わっています。若者たちはグローバルチェーンならではの、都会っぽい「コミュニティ感のなさ」や居心地の良さを求めているのかもしれません。

ローカルのカフェって良くも悪くも、店員さんとの距離感が近く、テーブルを占拠して長時間パソコン作業をするには気が引けます。

その点、スタバはコーヒーの味に強いこだわりがある人には物足りないかもしれませんが、リラックスして勉強や読書、もちろん雑談もできる環境や、過度な干渉がないサービスは、若者にとって魅力的な要素かもしれません。

地域限定のぬいぐるみやマグカップ、またティムタムフラペチーノといったオーストラリア限定のドリンクなどのバズり要素も若者に支持される理由かもしれません。

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