遊び友達がいない

自己啓発系の本が好きで、生産性を高める本とか、幸福度を上げる本を読んだりしますが、この手の本に頻出するのが「幸福度は人間関係で決まる」というやつ。

「友達が少ない奴は、老後配偶者が死んだらすぐ死ぬ」とか、「仕事以外のコミュニティに属していない奴は定年退職後すぐ死ぬ」と言った理論。

幼少期を思い返してみると、夫婦で寿司屋を営んでいた父親に「ユースケはお父さんに似て、上司のご機嫌を伺いながら周りに合わせてヘコヘコ働く事が出来ない人間だ。大きくなったら会社員じゃなく自営業をやったほうがいい」という長めの呪文をかけられながら育ちました。父親はメガネかけてるので、ハリーポッターか、ゴハンですよの末裔だと思います。

人と一緒のことをしたり、人に合わせるのが嫌いで結果的に日本の大学を辞め、20歳でオーストラリアに留学してきました。カイロプラクターとして、初めこそ勤務医として会社勤めでしたが、独立開業した6年目あたりから、患者様以外と接する事がなくなりました。

独立当初は、クリニックも暇で、同世代の友人と毎週ゴルフをしたりしていましたが、結婚して週7で働くようになって、友人と遊ぶということが一切なくなりました。

かれこれ6年、ランチ以外で友人と出かけたという記憶がありません。

最近妻が「あんた私が死んだらすぐ死ぬよ」という呪いの呪文をかけてくるようになりました。

「こいつは言霊という物を知らんのか!」と心の中で軽く憤りながら、健康オタクである私は、無理にでも友達と遊ばないと寿命が短くなってしまうのではないかという焦りのストレスで、結局寿命を削られてる今日この頃。

人に合わすか、寿命縮むか。
私は爆弾に挟まれたボンバーマン。

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