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オーストラリアで不動産の内見に50人が押し寄せる事態

日本では過去最高の900万戸が空き家というニュースを最近見ましたが、オーストラリアは真逆。賃貸物件が不足し、クイーンズランドは賃貸の空き家率がたったの0.9%。

シドニーやメルボルンはコロナ禍以降、不動産価格が高騰し、3LDKの庭付き一軒家が軽く2~3億円します。もちろん不動産価格の上昇に伴い、賃貸価格も上昇。シドニーやメルボルンといった大都市に住めなくなった人たちが、クイーンズランド州に引っ越してきて、家を買っているというケースも多くなっています。

オーストラリアで賃貸物件を借りる際、インスペクション(内覧会、通称インスペ)というものが行われます。不動産が指定した日時に興味のある人たちが、実際に物件を見に行きます。

人気の物件になると、インスペに30〜50人来ることもあるそう。内見を終え、住みたい!と思った人は申込書を提出します。不動産と家主が話し合って、応募者の中から1組を決めます。

内覧会で家に入りきれない程大人数が集まる。内見の順番待ちをする行列。

収入や家族構成、今までの賃貸で揉め事などはなかったかなどの不動産履歴などが、判断基準になります。

そもそも賃貸物件がネットや不動産の店舗で一般公開される前に、多くの場合は、不動産業者が知り合いなどに紹介し、ネットで公開される前に入居者が決まってしまうケースも多いそうです。

建設スピードが需要に追いついておらず、まだまだ家不足は続き、家賃もまだまだ上がるのではないかと予想されています。

先日知り合いの人に、「そろそろバブルが弾けて、不動産価格が一気に落ちるんじゃないですか?」と聞いたら、「中国人が自由に家を変えるのはオーストラリアとカナダだけ。中国人富裕層が中国から逃げるために、お金を積んで、オーストラリアの家を買いにくるから、まだまだ不動産は上がり続けるよ」と言っていました。

家買いたいな。牧場買いたいな。頭金貯めないと。

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