オーストラリアで炭鉱の仕事は儲かるのか

日本のメディアやSNSで、オーストラリアへの出稼ぎが熱いと言われてましたが、その中でも炭鉱夫として働き年収3000万円稼ぐ人もいるという話がありました。

これは嘘です。炭鉱夫は大体1000-1500万円の年収と言われています。また炭鉱は都市部ではなく僻地で行われるので、多くの場合FIFOと呼ばれる働き方をします。

FIFOとはFly In Fly Outの略で、鉱山のある内陸の町に飛行機で行き、一般的に2週間働き、飛行機で帰ってきて2週間自宅で休むという仕事スタイル。飛行機で現地にインして、飛行機でアウトするという意味がFly In Fly Out。

1週働いて1週休みといった働き方もあるみたいです。

つまり年の半分は休みです。それで給料が1000-1500万円ほどもらえるので高給取りです。

飛行機代、現地での宿、食事は全て支給されます。

私の患者様で、FIFOジョブに就いている人は何人もいますが、まず年収3000万円というのは今のところ聞いたことありません。

もしかしたら失礼な行為なのかもしれませんが、男性は大体年収を聞いたら教えてくれます。私自身お金の話をするのが好きで、自分のことも言いますが患者様の懐事情もよく聞きます。

FIFOの人に「職場に日本人いる?」と聞いていますが、いまだに1人も「いる!」と答えた人はいません。

国中探せば日本人炭鉱夫もいなくはないのでしょうが、かなりレア。炭鉱夫(Miner)という仕事は、オーストラリアでもがっつり稼ぎたい人に超人気の職業で、英語が出来ない人にはなかなかチャンスが回ってきません。

一日中掘削機を操縦してるとか、空気の悪い劣悪な環境の洞窟の中で肉体労働してるとかいった仕事。結構命懸けの仕事なので、英語がしっかり話せないといけないし、給料も良いのでガテン系の人には超人気の職業。求人倍率もかなり高いそうです。

もしも私が今ワーキングホリデーでオーストラリアに来て出稼ぎするとしたら、雇われで高い給料を稼ぐのは難しいので、個人事業主として自分で仕事をどんどん取ってくるかなと思います。

例えば日本にいるうちに、駅前のマッサージ店などで2-3ヶ月基礎的なスキルを学んできて、出張リラクゼーションマッサージを行うとか。絵が得意であれば、落書きされている建物の壁をスプレーペイントで綺麗にアートを描かせてもらい、3件無償でやったあとその写真をもって飛び込みで売り込んで回るとか。ちゃんとした絵であれば、1案件で30-50万円くらい簡単にとれるのではないかと思います。

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