シドニー、3日間で2件のナイフを振り回す凶悪事件

シドニーのショッピングセンターで7人死亡の通り魔があったばかり

先週土曜日にシドニーのボンダイジャンクションにある大型ショッピングセンター・Westfieldの中で男がナイフを振り回し、6人が死亡、12人が怪我。最後は女性警官により、犯人も銃殺され7人が死亡、オーストラリアが激震した事件。


殺された人達は、中国人留学生、有名な億万長者の娘、この日がショッピングセンター初出勤の男性警備員、38歳のお母さん(赤ちゃんも刺され危篤状態)などが含まれる。ニュースでは、全員実名・顔写真付きで報道されている。

犯人の両親の心情は?


犯人はもともとブリスベンに住んでいたらしく、両親はトゥーウンバというブリスベンから2時間ほどの花が綺麗な山の上の町に住んでいる。事件の翌日、押しかけてきたメディアを前に「息子は子供の頃から、統合失調症を抱えていた。でも、私にとってかけがえのない子供です」的なことを父親が言って謝罪していた。シーンが切り替わると母親と二人で、ウィッパースニッパー(手持ち芝刈り機)をいじる姿が映し出された。


妻とYouTubeでニュース動画を見ながら、「息子が大量殺人して、息子も死んだ次の日に、マスコミからカメラ向けられてる中、庭に出て芝かるんや!」と驚いた。

ボンダイ事件の二日後、今度は牧師が刺される

このボンダイ通り魔事件が、三日前の出来事。そして昨日、カトリック教会での式がライブ配信されている中、16歳のガキが牧師さんに近づいて行き、牧師さんが反応する間もなく、ナイフで複数回刺した。幸い牧師さんは一命を取り留めているみたいですが、他にも止めに入った人たちが負傷。

警察の発表によれば、宗教の信仰上のテロ行為らしいですが、犯人のガキがどの宗教を信仰していたのかは今のところ公表されていません。

牧師さんが刺されるところはライブ配信されており、動画とニュースは瞬く間に広がり、警察と同時に、近隣住民が大量に教会に押しかけ、「犯人を出せ!」と暴動。それを止めに入った警察も負傷したり、パトカーや通りに止められた車のガラス次々と割られる。

刺されたた牧師さんは、暴徒化した市民のせいで、教会から出ることができず、3時間教会の中で救急隊の手当てを受ける。

頻発する10代のガキの凶悪犯罪と、気性の荒いオーストラリア人の気質が最悪の形で出てしまった事件。

オーストラリアの治安は悪い

ネットや本でよく見かける「オーストラリアは比較的治安も良く・・・」というのは嘘。犯罪率だけをとっても、日本の数倍から十数倍と言われているし、毎日のように近所で押しかけ強盗や車の盗難が行われている。

データは知らないですが、肌感覚で言うと、特にここ3〜4年治安が悪化してきています。

今朝も妻からLINEで「さっき職場に警察が来て、最近二人組で店に入り、一人が質問などして店員さんが応対してる間に、もう一人が商品やスタッフの財布や携帯を盗んでいく手口の窃盗が多発してるから気をつけてと言って帰って行ったよ。こわい。」というメッセージが来ました。

オーストラリアの治安は悪いです。


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