オーストラリアで年金の心配事

こんばんは、オーストラリアの田舎町ヤラビルバでカイロプラクターとして働いています、Dr.ユースケです。

もうじきに、在豪22年になろうとしていますが、2、3日前までオーストラリアの年金のことをしっかり理解していませんでした。

オーストラリアの年金には「スーパーアニュエーション」と「ペンション」という2つがあり、ペンションは日本の国民年金のようなもの。スーパーアニュエーションは厚生年金のようなもの、、、らしいです。

日本のように、国民年金を徴収されるということはなく、67歳になったら税金からもらえるらしい。ただし、収入が増えれば増えるほど受給額は減っていき、週に20万円程度、夫婦の合算収入があれば、受給額はゼロになる。

オーストラリアは物価が高くなって、同時に給料も高くなっているので、67歳でピンピン元気に働いている人は、ペンションはもらえないだろうなと思います。ペンションをもらうために、67歳で仕事を辞めるという選択肢を、おそらく私は選ばないので、私はペンションをもらえないと思います。

スーパーアニュエーションは、若い時に自分で積み立てた年金。会社員やバイトのように、雇用されている場合は、給料から9%天引きされて、積立られている。たしかこのパーセンテージが近いうちに引き上げられるとか、もう変わったとかいう話を聞きました。この積立は、基本的に投資で、株や国債などで毎年配当が付きます。

日本の積立ニーサに似てるのかな?自分で好きな年金の会社を選んで、好きな商品へ投資することになります。普通に株を購入するより、スーパーアニュエーションの中で投資したほうが、税率が優遇されるので、まさにニーサのような感じだとおもいます。

私はHost Plusという会社の攻めの投資プランに加入しており、税金や手数料を引かれた後の配当が年8〜10%ついています。これは、基本的には65歳くらいまで引き下ろせません。もちろん投資なので、額が下がってしまうこともあります。とは言っても働き始めて13年経ちますが、コロナショックの1、2年を除き、毎年増えています。

私は自営業なので、収入から天引きされるわけではなく、好きな額を入れても入れなくても良いのですが、とりあえず今の段階では週に200ドル(2万円)積み立てています。60歳になるころには、百万ドル(1億円)になればと思っていますが、日本のように株の利回りが3%とかに落ちる日が来るのではないかと、若干の不安はあります。というのも、私がオーストラリアに来た21年前、銀行の金利は6、7パーセントでした。100万円預金していれば、1年後には107万円になっていました。しかし今は、2パーセントあたりまで落ちてきています。日本の経済状況にじりじり近づいてきてますよね?

1億円いくのは特別すごいわけでもなく、むしろ私は4、5年前から積立始めたので、普通に学校卒業してすぐに会社に勤め、20代から積み立てている平均的な人でも簡単に1億はいきます。

投資年金の利回りが8〜10パーセントという高い数字だからだと思いますが、先ほど述べたように、日本の経済のように落ち込んでいってしまう可能性もあるので、油断は一切できません。


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