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移籍でパースに行くフットボール選手に頂いたお別れの手紙

おはようございます、オーストラリアの田舎町ヤラビルバでカイロプラクターをしています、Drユースケです。仕事のこと、海外生活、田舎暮らしなどについて、毎日記事を書いています。

2週間前に、仕事で寂しくもあり、でも嬉しい出来事がありました。

私は学生の時に野球をやっていたので、スポーツが大好きで、プロ野球選手になることを諦めた時、選手の体のケアする仕事をしたいと思って留学したのがオーストラリアに来たきっかけです。紆余曲折あり、アスレチックトレーナーではなくカイロプラクターになりましたが、それでもスポーツ選手をケアするというのは同じ。

オーストラリアではラグビーと人気を二分する花形スポーツに、AFL(オーストラリアン・フットボール・リーグ)というオーストラリア特有のフットボールがあります。私のクリニックの近くにはゴールドコーストサンズというプロの球団があり、サンズの女子選手を何人かケアさせてもらっています。

その中の一人、アリ選手が来シーズンから遠く離れたパースのチームに移籍することになり、最後の施術の日にお手紙をいただきました。

アリ選手にもらった手紙

クリニックに飾ってあるサンズのユニフォームのうち一つはアリ選手から頂いたもの。サンズに入団した時の移籍初試合で着用したという大切なユニフォーム。2〜3年間、私のクリニックに通われましたが、体調面やパフォーマンスの話はそこそこに、毎週「先週末どこ遊び行ったの?」とか「息子は元気してる?」とか、たわいもない雑談ばかりしてた記憶が走馬灯のようによみがえります(誰も死ぬわけじゃないけど・・・)。

「自分のクリニックに選手のユニフォームがずらっと並んでいるっていうのが夢なの」と伝えたら、「全然わたしのあげるよ!」といってユニフォームを一番最初にくれた選手がアリ選手でした。そこから、プロアスリート全員にお願いしよう!と開き直って選手たちに聞いたら、皆さん快くユニフォームや私物をプレゼントしてくださいました。

赤いユニフォームがアリ選手の移籍初試合で着用したユニフォーム


ユニフォームをみた他の患者様は、「これユースケの患者さん?」とか「この選手しってるよ!」とか「今年のサンズの女子は頑張ってるなぁ」とか話題に出してくれて、それをまたアスリート達に「みんなが、すごいなぁって驚いてたよ」と伝えたら、選手たちも嬉しそうで、ポジティブなエネルギーのループが生まれました。

敵チームとしてサンズとゴールドコーストで試合をする時は、またクリニックに来てくれるということなので、寂しさはそこまでありませんが、新天地でも大活躍してほしいです。

手紙はめちゃくちゃ嬉しかったですが、手紙やユニフォームより、思い出が一番の宝物。


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