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やりたいこと(仕事)を見つけるために重要な3つのポイント

本記事は、自己分析や自己啓発など様々なことをやってみたが、一向に『やりたいこと(仕事)が見つからない』という方向けに、その原因と解決方法を書いてます。


20代初めての登壇が100人越えで半泣きだったときの写真(笑)


何で私がそんな内容を書けるのかと言うと、かく言う私も、20代の頃は自分のやりたいことを見つからずに悶々とした日々を過ごしていたから。

自己分析や習い事に時間とお金を数百万費やしましたが、それでも何も実現できない自分に本当に嫌気がさしていました。

しかし、ありがたいことに様々な経営者の方から「生き方や考え方」を聞く機会があったこと、また、認知脳科学に見識が深いコーチとの出会いを通じて、今ではやりたいことで起業し、主に法人のお客様相手にビジネスをさせて貰っています。

今回は①私の挫折経験、②キャリアコンサルタントとしての経験、③脳科学の視点から、やりたいことを見つけるための情報をお伝えしていきます。


多くの方が勘違いしていること

やりたいことを見つける上で、以下の誤解を解いておく必要があります。

  1. 情報不足が問題なのではない
    情報を常にインプットする姿勢はとても大事。しかし、今の時代「やりたいことを仕事にする方法」に関する情報は腐るほど世に出回っているはずなのに、実際にやりたいことを仕事にできている人がどれほどいるでしょうか?

    いつまでも、都合の良い言葉ばかり書かれた自己啓発本を読み漁るだけの日々を卒業する必要があります。

  2. 「見つからない」のではない
    詳しいことは後述しますが、やりたいことは「見つからない」のではなく、脳が「やりたいこと候補」を『やりたいことではないモノ』に作り変えている。


脳はなぜ「やりたいことではないモノ」に作り変えるのか


専門的な用語や脳の部位は、途中補足を入れながら説明しますが、大前提として脳は「過去の記憶からの強い影響」を受けています。

そのため、皆さんがやりたいことを見つけるために情報収集を行っているとき、脳は次のようなことを行っているのです。

  1. 「記憶」による情報の補完
    「やりたいこと候補(本人が候補と思っているかは別として)」の情報に対して、自分が知らない未知の部分を、似たような記憶から補完しようとする。

  2. 「感情」も一緒に補完される
    記憶のゲートの役割を持つ「海馬」と感情の発生元である「偏桃体」はお隣さんなため、記憶と感情はセットで保存されることが多い。
    (厳密には感情が発生するとAMPA受容体が、海馬や他の脳の部位を活性化する)

    補完した未知の部分を、過去の似たような記憶で補完する際、過去の記憶に「怖い」「面倒くさい」といった感情が発生していた場合、やりたいこと候補は怖かったり、めんどくさいものとして認識されてしまう。

  3. ネガティブな感情の影響
    問題なのは「怖い・面倒くさい・興味ない」といったネガティブな感情によるラベリングが、無意識化&高速で行われてしまうこと。(凡そ100ミリ秒前後)

    また、その仕事がやりたいことかどうかの判断は「合理的」ではなく、『感覚的』に行われるため、ネガティブなラベリングを何とかしない限り、実はやりたいことは一生見つからない


どう解決するか?


前提として、『解決方法』については、今後詳しく投稿するのですが、今回
はネガティブなラベリングを改善するステップを簡単にまとめてみました。

  1. ネガティブな認知のクセを外す
     ネガティブな感情を伴った記憶が多いほど、ネガティブなラベリング起こります。常日ごろから物事に対する『認知』や『とらえ方』が、悲観的になってはいないでしょうか?

    意識的にポジティブな視点で物事を見るクセを付けること重要です。

  2. 記憶の蓄積と更新
    私たちの脳は「再統合」と言って、記憶を思い出してから6時間は、新しい別の記憶として上書きする機能があります。

    もし、ネガティブな感情が沸き上がるような記憶を思い出した際は、認知の方向性を変えて蓄積し直し、「ネガティブな感情を伴った記憶」の蓄積量を減らしていきましょう。

  3. 「めんどい・怖い」って思ったら、論理的に書き出す
    『論理的な思考』の発生元(前頭前皮質)には、『感情』を抑制する機能があります。

    日常で「怖い・めんどい・興味わかない」なんて感じたときは、それを論理的に書き出すクセを付けると◎


まとめ

上記の原因や解決策はほんの一部な上、あくまでファーストステップです。

ですので、取敢えず今回覚えて帰って貰いたいのは、「脳の作用が問題なのであり、情報収集や自己分析では、やりたいことは見つからない」ということ。

これからも具体的な手法について、お伝えしていきますので、是非お楽しみに!

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