【起業支援して分かった!】やりたいことを実現する人と、そうでない人との違いは『読んでいる本』
実は私少し変わった経歴を持っていまして、ある企業のインキュベーション事業という、所謂『起業支援』の部署で働いていました。
イメージで言うと、起業したい人に対して、フランチャイズの様に
仕組み + 知識・スキル + ファイナンス + etc…
を提供するというもの。
この経験が凄く貴重であった理由は、
●やりたいことを見つけ次々に実現していく人
●すぐ挫折する人・やりたいこと探しに戻ってしまう人
その両方を分析する機会があったことです。
今回は、彼らの成長を支援していて分かった両者の”ある違い”から、『やりたいことを見つけ次々に実現していく人』になるためのヒントをお伝えできればと思います。
違いは読んでいる『本』にあった!
調査を通じて明らかになったのは、『やりたいことを見つけ次々に実現していく人』と『途中で挫折してしまっり、やりたいこと探しに戻ってしまう人』の間には、読んでいる本のジャンルに偏りがあるということでした。
●途中で挫折してしまっり、やりたいこと探しに戻ってしまう人
⇒ 『自己啓発本』を読んでいる
●やりたいことを見つけ次々に実現していく人
⇒ 実用書の他に『自叙伝・伝記・哲学書』を読んでいる
なぜ「本」の違いが『成否』に影響を与えたか?
「自叙伝・伝記・哲学書」には、偉人や尊敬する人の『生き方』が詳細に描かれています。
起業の前後、様々なタイプの起業家からヒアリング&分析を行った結果、この「他人の生き方」を知ることには、3つの効果があることが分かりました。
①視野が拡大される
「今の仕事から解放されたい」
「お金持ちになりたい」
「自由な時間が欲しい」
「途中で挫折してしまっり、やりたいこと探しに戻ってしまう人」は起業の理由も、描いているビジョンも総じて”見ている対象が自分”です。
一方で、他人の生き方を知っている人は、
「世の中にこんなインパクトを与えたい!」
「今の世の中のこんな悪い所を変えたい!」
「〇〇になればもっと世の中良くなる!」
の様に、『世の中・社会』に対する広い視野や高い視座を持っていました。
偉人や憧れの人物が見ていたもの、描いていたものを知ることは、『今の“日常の外にある”やりたいこと』を見つけることに繋がる様です。
また、「自分」しか見えていない人は、失敗や小さな挫折で躓いたとき、止める理由を簡単に作れてしまうことも、成否を分ける重要なポイントの様です。
②自分なりの『生き方』が構築される
他人の「生き方」を参考に、自分なりの『生き方』を構築している人が多いことも重要なポイント。
生き方が行動や判断の”基準”となり、経営上の判断がスピーディになることや、一貫性を与えることが、やりたいことの実現力に繋がっている様です。
③苦労の想定量が高まる
大抵本を出している人は途轍もない苦労をしていることがほとんど。
他人の苦労を知ることで、何かを実現するために“当たり前に必要な苦労”の想定量が高まり、挫折する確率を減少させていると考えられます。
まとめ
今回は私の『起業支援』という特殊な経験から、「やりたいことを見つけ次々に実現していく人」とそうでない人の間に、
①何の違いがあるか?
②どの様な影響を与えるか?
についてお伝えしました。
次回はもっと踏み込んで、自叙伝・伝記・哲学所から、具体的にどうやって、やりたいことを見つければよいのか?についてお伝えしようと思いますので、お楽しみに!