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映画レビュー『10 クローバーフィールド ライン』 - タイトル詐欺

※ネタバレ注意

前作(ともはや呼べないかもしれないが)『クローバーフィールド/HAKAISHA』を映画館で観て、なかなか結構ドキハラさせられたので、同じ“クローバーフィールド”ということで気になって観てきました。

しっかり予告編も観ていなかったので、タイトルの“10”も“ライン”の意味も分からず…

結論から言っちゃうと、タイトル詐欺でした。。苦笑

前作が発見されたビデオカメラの映像という第一者視点の設定で臨場感ある演出でしたが、今作はとある男の地下室という密室で繰り広げられるパニックムービーとなっています。

冒頭自動車事故に遭った瞬間はビクッとしましたが、その後は場面転換としても単調で、なかなかのB級映画をつかまされたなという印象。
でも静と動の緩急があるからこそドキハラを生むわけで、いつか来る次来るかと少し期待しながら見続けていました。

詳細は割愛しますが、地下室からの脱出を試みるあたりからやっとキタかと思わせておいて期待はずれ。
やっとラスト20分ぐらいでスピード感ある展開になりますが、なんだか入り込めないSF感で興ざめ。さらに最後はタイトルにつながるしょーもないオチ。。

壮大なタイトルの前振り含め、随所に伏線らしきものを散りばめてますがイマイチ弱くなんだそんなことかの連続。
まだ映画館で観たため大きな映像と大音量で空間には入りこめましたが、レンタルで家で観たらひどかったと思います。

J.J.エイブライム、名前だけ貸したぐらいなのかな…

…と、だいぶ酷評してしまいましたが、つまらなかった映画もしっかりその理由をまとめてレビュー残しておきたくキーボードをとりました。

映画サイトの評価がイマイチだったので心配してましたが、最近も思いますがやっぱり評価はけっこう正確ですね。
映画.comやYahoo!映画、Filmarkで「3.5」以上はないと厳しいですね。「3.7〜4.0」あたりは外さないかと。「4」以上はなかなかありません。ご参考までに。

与え合いの恩贈りで巡る世の中になったらいいな。 だれでも好きなこと、ちょっと得意な自分にできることで、だれかのためになれて、それが仕事にもできたら、そんな素敵なことはないですね。 ぼくの活動が少しでも、あなたの人生のエネルギーになれましたらうれしいです。