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SaunaLab Kanda 神田

「サウナの本場フィンランドでは、サウナは生活の一部。そしてそれは人生と切り離すことのできない心の拠り所。」
サウナラボのホームページにはこのような説明が書かれている。そしてサウナラボは「より良き生活」を実現する実験研究の場。今回はそんなラボに行ってきた。


実験研究の場 サウナラボ

サウナラボは名古屋、福岡、そして東京神田にある。このうち福岡のサウナラボは女性限定施設である。今回は東京神田のサウナラボへ行ってきた。

サウナラボ神田は60分と120分の予約優先制。予約がなくても空きがあれば入ることができるが、確実に入浴したい場合は予約がおすすめ。

OKEサウナ(おけサウナ)とIKEサウナ(いけサウナ)の2つがあり、基本的にOKEが男性、IKEが女性サウナとして運営されている。毎週水曜日は男女のサウナが入れ替わる。今回はOKEサウナに入った。

予約の15分ほど前に到着し、受付を済ませて地下1階のスペースでゆっくり待つ。ワークスペースや読書空間として利用可能な「フォレストライブラリー」にはソファーもあり、くつろげる。サウナマーケットにはサウナグッズやオリジナル商品がある。

ちょうどクリスマスシーズン間近ということもあり、クリスマスマーケットの看板が…。クリスマス、何歳になっても心躍る。

店頭にはクリスマスマーケットの看板

身を清めてOKE(桶)へ

時間になったのでサウナへイン。まずは身を清めてOKEサウナへ。大きな桶の形をしたサウナ。もちろんセルフロウリュが可能。先客はなく私ひとり。

さっそくロウリュをする。さっぱりした香りのアロマ。天井が低いので蒸気がすぐに体に届く。しかしだからといって痛くはならない。絶妙な温度管理がすばらしい。薄暗い照明もまた心を落ち着けられる要素になっている。

サウナラボ神田には水風呂はない。その代わりシャワーがある。そしてアイスサウナもある。まずはシャワーで汗を流し、体をよく拭いてアイスサウナへ進む。

いわゆる「冷凍庫」なのだがしっかり温まった後だと、これが心地よい。体はしっかり拭いておかないとすぐに冷たくなってしまうので、念入りに拭いてから入ることをおすすめする。またロッカーにはタオルが2枚入っているので、一つは体を拭く用、もう一つは座るときに敷く用にすればよい。

休憩は扇風機の近くで

体をしっかりと冷ました後は休憩。休憩用のベンチがあるが、一方の端には扇風機がある。できればその近くを確保したいところ…と思っていると、運良く誰も座っていない。風を体に当てながら、5分ほど休憩。

休憩後は常備されている麦茶を飲んで、いざ2セットめ!

瞑想のからふろへ

続いて一人用の瞑想サウナ、からふろへ。この一人用のサウナが好き。和風で座面は畳。もちろんこちらもセルフロウリュができる。今回はほうじ茶のアロマ。

個人的には入った直後にロウリュをして、一気に体感温度を上げ、出てきた汗を拭きながら温めるのが好みだ。

心臓の鼓動がはっきり聞こえてきたあたりで、最後にもう1回ロウリュをして、汗を出してから出る。細かなチューニングを工夫できるところが一人用サウナの良さである。

フォレストサウナは70度前後で寝転び可!

最後に3つめのサウナ、フォレストサウナへ。こちらはフィンランド式サウナの王道で、湿度高め、温度低めセッティング。室温は70℃前後。木製の枕があり、人数によっては寝転びも可能だ。

日本のサウナは「アチアチ」セッティングになっていることが多いが、本場フィンランドは70℃前後で、じっくりゆっくり入ることがスタンダートだと聞いたことがある。

目が覚めるような熱い温度も良いが、じっくりゆったりな気分になれる中低温サウナもまた素晴らしい。こちらもセルフロウリュができる。なにかしらの形で、サウナのセッティングに自分から関わることができるというのは、サウナーとしての満足度を高めるというのが私の持論。

心地よい気分で神田の街へ

サウナラボ神田は先述のタオルに加えて、バスタオルとサウナハットが無料で貸し出される。手ぶらで楽しめるところもまた良い。サウナハットはタオル地で使い勝手も良いものだ。

最寄りは神保町駅や竹橋駅であるが、神田駅や御茶ノ水駅へのアクセスも良好。今回はあいにくの雨だったが、天候が良ければ周辺を散策しても良いかもしれない。

あいにくの雨だったこともあり、空いていた

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