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(ミニットマン=サン:忍名・37歳・ソウカイシンジケート) 傷心を癒やすのは復讐だと思いません? 10年来の付き合いだったイクエイションが、「サヨナラ」だけしか言わないで死んじゃうなんて…。原因はニンジャスレイヤー=サン(忍名)。ネオサイタマで、ニンジャと出会っては戦い、すべて爆発四散させてきた赤黒の死神です。 そんな相手を思うと、イクエイションを失った傷心を押しのけ、復讐したい気持ちがむらむらと湧いて、雨の中、私はこっそり彼のあとをつけることにしたんです。 彼が
(これまでのあらすじ) ソウカイんニンジャーの勇士[イジャー]、ミニットマンとイクエイション。ニンジャークルスムンを待ち伏せした二人[タイ]のうち、イクエイションやー真っ二つにされて死なりーん。しかしミニットマンやー仲間[シンカ]の死ぬんと引き換え[ケーイー]に、ニンジャークルスムンの正体[フントー]に迫る手ぃ掛[ガ]かいを掴んだのサー。 ぞっとするほど暑[アチ]さん地面[ヂー]を全身で味わいながら、ミニットマンやー十年前の「イクサ」を思[ウビ]ん出[ジャ]すん。敵地の真
「ゼロ耐久のサンシュウ」(『忍者殺人犯 炎の中の新埼玉』より) (前の話) 分け前の男と方程式は草加市民の二人のベテランです。 忍者殺人犯を待ち伏せしようとすると、方程式は忍者殺人犯の空手によって垂直にふたつに分割されたので、人生を失いました。 分け前の男は貴重なパートナーの方程式を犠牲にして、忍者殺人犯の本当のアイデンティティに近づく機会を得ました。 ひどく寒いコンクリートの表面に、骨髄まで血を冷やされた分け前の男は、戦争に戻り、十年前に彼と彼のグループが戦ったとき
(これまでのあらすじ)吾輩はニンジャである。名前はミニットマン。長らくの戦友であり同じくソウカイニンジャの古強者であるイクエイションとともにニンジャスレイヤーを待ち伏せたが、哀れイクエイションは真っ向唐竹割りに成り果てた。そして吾輩は戦友の命と引き換えに、敵の正体に迫る機縁を得たのである。 どこで間違えたかとんと見当がつかぬ。かつても同じく薄暗いじめじめした所で泣いていた事だけは記憶している。吾輩がぞっとするほど冷たい混凝土の上で思い返すのは十年前の戦争であった。我輩の所
第一章 永訣の朝 ざっざ。 ざっざざっざ。 ざっぞぞう。ざっぞぞう。 ざっざ。 ざっざざっざ。 ざっぞぞう。ざっぞぞう。 まるで、コメをぶちまけたような音だった。 色あせて、かがり紐も擦り切れて、なんども継ぎあて縫いなおした袋の底がついに破れ、なだれ落ちたコメが、コケシマートの薄汚い床を打つ――。 そんな音であった。 ミニットマンは、その音に、餓鬼の頃を思い出していた。 赤ら顔の、しょぼくれた、寝取られ男のおやじに殴られて、頬にこさえた青
【スリケン】「ニンジャスレイヤー」総合スレ【15枚め】1 名前:ニンジャ名無し ・sage ・スレタイ固定、番号のみ変わる ・アンチや釣りは総会ネットに報告 ・チャット厳禁。(1レスしたら3分は控える)雑談は程々に ・950踏んだら宣言してスレ立て ・スレ立て中のレスはケジメ ・質問等はまずROMってからに汁 2 名前:ニンジャ名無し ・前スレ893はミニットマン ・ミニットマンと相棒の育英ションは総会ニンジャ ・ニンジャスレイヤーと交戦中 3 名前:ニンジャ名無し
(これまでのあらすじ) 爽快な二人・マスターミニットマンと部下イクエイション。ニンジャ殺しを待ち伏せたイクエイションは二人きりになり絶命して。マスターミニットマンは愛する人の死と引き換えに、ニンジャ殺しの真実に迫るチャンスを掴んだ。 冷たいコンクリートの上。 ミニットマンは十回前の ”戦争”を思い出し、ぞっとして。 敵地で、リザードテイルに 捨てられたのだ。 イクエイションと二人きり。 その戦友はもういない。 雨がミニットマンを濡らす。 愛しい部下よ。 しかし
(前回までのあらすじ)汚いカネモチやヤクザから汚い金をハゲタカのように捲きあげるソウカイ・ニンジャズの、尋問及び処刑部のエースであるミニットマンとイクエイションは、元建設大臣のコイケ=サンのいる、シナガワ区ゴダンタ・ストリートのメゾン・オヤブに潜入した。コイケ=サンは愛妾のオイランであるユミコと抱きあって眠っていた。 コイケ=サンのボデイ・ガードであるクローン・ヤクザ三人を口径百分の二十二インチのスリケン十発入りのコルト・ハンツマンと口径七・六九ミリのモーゼルのオートマチッ
(先話)〈民兵[ミニットマン]〉と〈計算[イクエイション]〉、総会連合の退役軍人。そこで彼らの企ては〈忍殺[ニンジャスレイヤー]〉を藪伏[やぶせ]すること、〈計算〉は彼の命を失って、あたかも垂直に切り裂かれて二つの半分になったわけ、〈忍殺〉のカラテによって。その時、彼の愛しいパートナー〈計算〉の生け贄の代価で、〈民兵〉は機会を与えられたわけ、〈忍殺〉の本当の同一性の近さを得ることの。 骨の髄まで冷える恐ろしい寒さのコンクリート表面から、〈民兵〉の血は落伍するわけ、あたかも