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週末のプライズ検定を終えて

成長するということの普遍的な考えかたについて

スキーというスポーツに限らず、何かにチャレンジする、できないことを出来るようにするということは非常に簡単であり非常に難しいことでもあるんだよね。
仕事の世界でも、とりあえずは一人前になってきた若手の人たちは優秀であればあるほど、自分が今までやってきたことを活用して目の前にある問題を解決しようとするんだよね。
それが例え非合理的なやり方だとしても、その人にとってやりやすかったり、成功体験に裏打ちされている場合は、その技術を活用して問題解決へと進むんだよね。
でも、そこにある課題が自分の能力ではなかなか解決できない場合に、問題の本質的な解決が出来なかったりする場合は、その人が出来る部分を実施するという部分最適化を図っていくというアプローチを取ることになるんだよね。
そのことで結果的に問題が解決できれば良いけれども、本質的な解決が出来ない場合は時間もかかるし、状況もより悪化してしまうことってあるんだよね。

そんな時にするアドバイスは自分の中で違和感があるやり方でも先達がこうするんだということがあれば、まずはそれを実施して見ること。
ということなんだけど、これは理屈では解っていても、体現するのは非常に抵抗感があるんだよね。
要するに人のやり方でやるということだから。
それが能力が高く自分の考えで問題解決をしてきた人にとっては、自負心とかの抵抗なども含めてなかなか出来なくて苦労しているんだよね。
でも、自分の今までの成長曲線上の先に問題解決できるポイントがあるのであれば、解決するのは技術とか能力ではなく、単に時間なんだ。
時間を経過することで、結果的に能力も技術も身につくので、より沢山の経験をすれば良いだけ何だよね。

でも、求められている成長曲線がそれまでの成長曲線と違っている場合は、どこまでいっても永遠に到達出来ないことになるわけだ。
だたし、それまで求められてきた成長曲線はそのままどんどん成長させることとして、それとは異なる成長曲線をもつ多様性を身につけて行けば良いわけだ。
人にもそのことを指導しているおいらだから、そのことをそのままおいらにも言い聞かせよう。

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初めての経験

今シーズンは人生で初めてシーズン券を購入して、尾瀬岩鞍で同じバーンを繰り返し滑り続けたんだよね。
バリエーションとか色々な斜面に対応することは難しいけど、同じバーンを連続して滑ることで自分の滑りの変化を実感できるようになっているんだよね。
その中で、色々なことを試しながら、ビデオを見て考えながら、問題があればそれを改善しながら滑り続けたんだよね。
滑りながらも色々な発見があり、駄目な箇所も明確に見えてきたりして、アジャストをしてきました。
で、一度尾瀬岩鞍でプライズを受けたんだけど、その時にダメ出しをもらって更に反省。
そこから色々と試してこれかな?っていう感じをつかめてそれを練習してきました。
で、本番の熊ノ湯スキー場でのプライズ検定に参戦。
結果はあえなく撃沈。
自分の中では悶々としているのかというと、なんかそんな感じでもないんだよね。
とりあえず、自分ができることはやってみて、いろんな微調整をしているけれども、自分なりのやることはやった感じだし。
ただし、自分が思っているような滑りを表現はできていないことはちょっと残念だったけども、今まで自分の良くなかった点が、補正しても出来ない状況にあるということが明確に解ったので、それには満足しています。

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さて、どうするか

いま一番考えていることは、今までの成長曲線は間違ってはいないと思うことです。
今回の滑りを見て、自分がジャッジだとしても、恐らく同じ点数を付けていたと思います。しかも同じようなコメントをしていると思います。
それをどの様に克服するのかということも、あたまの中で理解はしているつもりです。
それが本当に正しいことなのかというと、外的な運動要素は正しいのですが自分の内的な運動要素などがそれに合致出来ていないだけなのかなと。
それが、どこまで一致させることができるのか、それをどの様な状況でも発揮することができるのかということが出来ていないだけなのかなと。
スキーのイントラをやっている時にもいつも生徒さんに説明している「内的運動要素」と「外的運動要素」をどの様に連動させるのかという点が一致出来るところまで習熟ができていないんだよね。
もう一つの要素として、スキーという運動の特性である「同じ状況は二度と無い」ということに対するアジャストする能力の習熟が不足しているんだろうね。
この自分の感覚とゲレンデとか状況のアジャストをするのがまだまだだし、逆にいうとそれが出来るようになれば確実に進歩することができるということなんだろうね。
何を実現すれば良いのかということは理解できている(はず(笑))なので、あとは体現すれば良いだけ、といってもこれが難しいんだけどね。

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具体的な対策について

何かを変化させてみようと思います。
それが何かは幾つかの選択肢があるように思っています。
一つは「マテリアルの変更」だな。
スキーという道具を使用するスポーツでは、マテリアルの特性というものが非常に大きな要素となっているのは間違いないこと。
今までの自分の感覚では、マテリアルの違いよりもそれを自分がどの様な形で使うのか、慣れるのかということだと思っていたし、それは有る意味間違ってはいないとは思う。
でも、マテリアルには色々な特性があるので、それを変えるということは外的な要素の圧倒的な変化につながるので何か一つの突破口になる可能性は非常に高いのかと思います。
なので、来シーズンはスキー板のメーカを今までのFisherから変更してみようと思います。Fisherはここ7年程度乗っているので変えてみたらどうなのかなは解りませんけど、何か変化あることは確実かな。
どのメーカにするのかというのは、スキーの先達からは色々なアドバイスを頂いているので、色々と探っていくように考えています。
これは検定の途中段階から何となくあたまの中によぎっていたことなのだけど、それをいよいよきちんと実行していくようにしようかんと思っています。

もう一つは「継続的なレッスンへの参加」かな。
これはお金の問題とか継続性とか、色々な意味での相性というものがあるので、なんとも言えないけどね。
今までも色々な人たちに色々な指導を受けてきており、その指導を基にして自分で考えて自分で補正していくという繰り返しをしていたけども、それをシーズン中を通して継続的に断続的にレッスンを受けてみるということをやってみようなとも考えています。
自分がこれまで実現し体現できてきたことに対しての理解はあるし、それの内容を人に説明・指導することはある程度の確実性でできるのだけれども、自分に無いものを自分の中で見つけていくことから、外部からのINPUTをもう少し量を多くして、その内容を元に補正していくことで何かが変わるような気もしています。

もう一つの感覚として

スキーにせよ、スポーツの世界を含めて仕事の場でも全てのことを全て考えて論理ながら作業をすることは非常に時間もかかるし、そんな暇はないと思う。
そのために必要なことは「自動化」なんだよね。
これはその状況になると自動的にその動きなり考え方が発揮できること。
この自動化は間違った自動化だとたちが悪いし、無意識の自動化も危険だけども、繰り返しの基礎的な練習をすることにより身につける自動化は絶対に必要だと思います。
この自動化をし、かつそれを自分自身の動きとして説明ができる、自分自身にフィードバックできることをより強くやっていくことを明確に意識しようと思う。
今のおいらのテーマは
・山回りの仕上げの部分の動き
そこから連動する
・切替時の前後のポジショニング
これが結果として次の谷まわりに向けた良い動きにつながる
という感じかなと思っているので、これをきちんと自動化できるように、どの様な斜面でもそれが実現できるようにしていくことを来シーズンへ向けたテーマとしようかと思っています。

結論

ということで、スキーって難しいし、楽しいし、お金も時間もかかる究極の大人の遊びだなと実感しています。

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