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自身の恋愛バイブルって..?

こんにちは。
久々の投稿で少し文章が拙い部分があるかと思いますがご容赦下さい。

さて、今日のテーマは"自分の中でのベストオブ恋愛小説"について。

ざっくりしていて申し訳ないのですが、このテーマになったきっかけとしては、マルキドサドの『食人国旅行記』を読み終えた時の

『恋愛小説でここまでサクサクいけるの、初めて!!』

という数年前の感情をふと思い出したからです。(あくまで自分の中での括りなのでご容赦ください...)

サド侯爵といえば生々しさであったり、強い描写をするなぁ...といったイメージでしたがこれに関してはライトな哲学書のようにも受け取れました。(サド侯爵特有の長めのお説教はありますけれどね^^;)

簡単なあらすじとしては

許されぬ恋におち、駆け落ちをしてヴェニス(心身を休められる場所)へたどりついたサンヴィルとレオノール。
二人はこの水の都(ヴェニス)で離れ離れとなり、互いに求めあって各地を旅する。しかし、その旅の間に多くのトラブルや様々な人の思想、国、法律、文化といったようなものを目にする。

といった感じ。勿論サンヴィルとレオノールがいて、男女間のアレコレがベースだと感じたので私はこれを自身の恋愛バイブルだと称しています。

しかし、この小説、男女の恋愛模様が1番ページ数を多く描かれているのでは?と思いきや、寧ろ2人がお互いを求めて旅をしている時の描写が1番多いのです,..(笑)そして基本サンヴィル視点。詳しく掘り下げていきますね。

サンヴィルはレオノールを求め、あちこち旅をするのですが、勿論タイトルにある通り食人の文化を持つ民族にも出逢いますし、資本主義民主主義の根本では?といったような国にも訪れます。また、男尊女卑、奴隷制度、貧困..など、一冊にこれでもかってくらいの情報量でありながらとてもライトにサクサクいける。
そしてサド侯爵の長めのお説教を挟みつつ読み進めていくと、善悪だとか、道徳って思っているよりも脆く、曖昧なものな気がしてくるのです。

わかりやすく比較できる国が出てくるのですが

弱肉強食の国ビュテュア

対して全員平等、犯罪という制度がきっちりと統制されている

犯罪が起こらない国タモニ

この2国を比較した時にどちらが"幸せ"なのか。人間の求める本質的な幸せとは...?こんなことを考えていたら終着点がなくなってしまいますね。

そういった面も含めて私の恋愛バイブルは食人国旅行記な訳なのですが、皆さんの恋愛バイブルについて是非是非教えていただきたいです。

そしてその思いの丈をぶつけて欲しいです(笑)

サド侯爵についてはGoogle先生に頼らせていただいて、プロフィール、詳細等々について飛べるようになっておりますので興味が湧きましたら是非↓


(オマケ)

タイムリーな事に年齢が一回り以上の方と自身の恋愛バイブルについて話す機会がありまして、7時間ほど色々なことを討論していたのですが、夜中ということもあり、話が逸れて逸れて、結局恋と愛の違いについての討論になりました。その方のご友人の考えがしっくりきたので載せておきます。

そもそも前提として『恋』という言葉の成り立ちは心が惹かれるといった様子から。意味も割とそのまま通じますね。それを前提として比較した時に『愛』は2人が存在している状態、且つ相互的に思い合っている状態なのでは、との見解に至ったそうです。確かに、前者である『恋』は、一方通行でも成り立ちますが、後者である『愛』については一方通行では成り立ちません。また、よく親子愛など、『愛』は血の繋がりや、恋愛だけに留まらず使用されていますが、『恋』の場合は割と限られているような気がします。

ただ、今書く上で気になったのは愛の成り立ちを踏まえた上ではどうなるのか?という点です。

『愛』の成り立ちは旡」は人間が後ろを向く姿、「心」は人間の心、「夂」は人の足を表します。
つまり、「愛」とは「人がゆっくり歩きながら後ろを振り返ろうとする心情」を表した漢字。

これを読むと愛についてはなかなか宗教的な部分も絡んでくる気がしていて、今回は割愛..。また時間がある時に調べてみますね。

恋愛バイブルに関しては、古典の小説を数冊教えてくれまして..楽天でちょちょいと買おうと思っております。

時間が足りない毎日ですが、楽しいです。
では、ここら辺で、さようなら〜。

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