アシタカの正体が 遂に判明!! もののけ姫と千と千尋の神隠しの知られざる繋がり...(パート2)


 


さて今回は 
もののけ姫編第2弾 

ということで 
遂にアシタカの正体に 
迫っていきたいと思います!

第一弾ははこちら
https://note.com/yaoyoroji888/n/nbbf1f20aff57 


前回は、 

✔︎もののけ姫の舞台について 
✔︎出雲族とヤマト族の関係
 

これらについて 
お話をしていきました。 


ここでアシタカにようやく 
注目していくんですが、


アシタカが住んでた 
エミシの村は縄文文化を 
色濃く受け継ぐ村でした。 

その証拠が、 
アシタカの住む村にある 
どでかい巨石です。

 

縄文社会は自然を崇拝した自然信仰が 
ベースとなっており、 それをアニミズムと呼びます。 


アシタカの村は、 
縄文の頃からの自然信仰を 
受け継ぎ巨石を神として 
崇めていたというわけです。


また、アシタカの呪いも 
縄文土器に編まれている
縄目の文様をしている ことからも 


縄文とのつながりを 
ほうふつとさせてくるのです。

 そして、アシタカが 
呪いを受けた後 
ひいさまと呼ばれる 
巫女に呼ばれます。


その時にひい様は 
アシタカのことを 
「アシタカヒコ」
 
という風に呼ぶのですね。 

アシタカは蝦夷=縄文文化を継承する一族の王太子


〇〇彦というのは 
古代では王太子の呼び名で あることから 
アシタカは村の中での次代の族長になるべく人だったんですね。 


ここであなたには、 
「千と千尋の神隠し」を扱った記事の中にも書いた,
隠されていたニギハヤヒを 思い出していただきたいのです。

このニギハヤヒという神様は、 イワレビコ(神武天皇)の東征の時に
ほんのちょっぴり出てきた 謎の神様でしたよね。 


またニギハヤヒは、 
アマテラス・スサノオ 
ツクヨミの三氏族を束ねる 
究極の存在だったことから初代日本の統治王は、 
ニギハヤヒだったのでは?!


という考察ができることも
話してきました。 


古事記でニギハヤヒはイワレビコ(神武天皇)にあっさりと 
「どうぞ」とヤマトの地を譲ったことは 
大いなる謎なんです。 


そして、この謎の神である 
ニギハヤヒの部下がイワレビコ(神武天皇)の兄さんを
射殺した

長髄彦(ながすねひこ)

なのです! 

アシタカは長髄彦の子孫!?


 ニギハヤヒは 
イワレビコに対して 
「あなたのお兄さんを 
殺した厄介な長髄彦は私が 
始末しときましたんで」 


このように言ってはいるのですが、
実際にニギハヤヒが長髄彦を 
始末した場面を見た人がいないことから・・・ 


ニギハヤヒは、長髄彦を 
東北に逃したのではないかと 
考えられるんです!


背景として二ギハヤヒは 
長髄彦の妹を妻として 
娶っていました。

つまりニギハヤヒと長髄彦は親族なんですね。

また古事記や日本書紀よりも 
はるか昔から存在している 
古史古伝や正統竹内文書の口伝では、 


長髄彦は、 
東北に逃れて蝦夷(えみし)の
先祖になった
と 書かれているんです!! 


これもアシタカの村の話や 
ヤマトからの支配を逃れて 
北上した蝦夷の話とも 
繋がってきますよね! 


また、アシタカヒコに 
漢字をあてると足高彦であると 
考えられるのですが・・・ 



長髄彦(ながすねひこ) 
足高彦(あしたかひこ)
 


二つの名前とも 
足が長いという 
共通点があるでは 
ありませんか!? 


また両者の共通点は、 
それだけでなく・・・


2人とも弓矢の名手 
という共通点が 
存在しているんです! 

長髄彦は、 イワレビコと 
イツセに戦いを挑み、 
なんと弓矢で神武天皇の兄であるイツセを殺して 
しまっていますからね・・・ 

弓の使い手であるアシタカ


また正統竹内文書の中でも 
長髄彦は弓矢の名手であるとも
記されています。。 


一方もののけ姫の 
主人公であるアシタカも 
弓の名手であることが 
映画を通じて描かれているのです。 


記紀神話での中では、


近畿は、アマテラス族 出雲族・ツクヨミ族を 
束ねるニギハヤヒが部下の 長髄彦を従えて統治をしている。 


そんな中、 
日向にいたイワレビコ (神武天皇)
(ヤマト族)とイツセ(神武天皇の兄)は、 東を目指して進軍を始める。 



兵庫ぐらいにきた 
イワレビコとイツセは、 
ニギハヤヒの部下である長髄彦に 
戦いを仕掛けられる。 



弓の名手だった長髄彦は、 
イワレビコの兄イツセを 射殺してしまう・・・


その後イワレビコは、 
東からヤマトの地を 
目指して近畿に入て、 
各地の土着の人々を従わせる。 



(ニギハヤヒ) 
「イワレビコの支配に 
入ろう。。。 


だけど、長髄彦は妻のお兄さんでもあるし
俺に忠誠を誓ったから 殺させたくない。。 


だから殺したことにして 
説得して東北に逃そう。」


このような経緯で長髄彦は東北へ行き蝦夷の王となるのです。



余談ですが、のちに長髄彦の子孫である蝦夷たちが 安倍元首相の先祖である安倍氏や清原氏 を生み出し事になります。


ヤマト族は 近畿を中心にした 西日本を支配するようになりましたが

長髄彦が向かった東北では出雲族は、 関東から東北にまたがる 
巨大な国を作っていたことが 考えられるのです!! 

日本史に詳しい人間ならなぜ、東北や北陸というの地域が昔からあんなに強いのか納得できるようなストーリーですね。


そこから蝦夷はどうなっていったのか?



関東や東北を中心にいる 
人々を「蝦夷」と蔑むようになりました。 


蝦夷(実際は縄文系の信仰を大事にする出雲族)は、 
朝廷(ヤマト族)から 重税などの圧政を強いられるようになり、、、 


700年から800年にかけて ヤマト族に対して立ち上がり 
反乱を起こしていったのです。。 


これが、学校でも習う 
朝廷による蝦夷征伐政策 なんです・・・ 


800年ごろにも起きたのが 
学校でも習う桓武天皇の 蝦夷征討

桓武天皇

この時に桓武天皇は、 

坂上田村麻呂を 征夷大将軍として 

東北に送りこむのです。


その時の 縄文系出雲族の族長が 
あの有名な阿弖流爲(アテルイ)なんです!!!

阿弖流爲


そうです、実はアテルイは、 長髄彦を先祖に持つんです。 


アテルイは それまでにも何度も 
朝廷軍を撃退してきました。 


そこで坂上田村麻呂は、 
「戦うことは得策では無い」として 
アテルイにヤマト側への帰順を提案します。 


アテルイの方も戦いが 続いたため村は疲弊して 
村人たちから不満を 持たれていました。 


ですから、 坂上田村麻呂の提案を 受け入れます。 


しかし、 
ここから悲劇でした・・・ 

将軍である坂上田村麻呂は阿弖流爲の処刑に反対したにも関わらず
ヤマト朝廷は、 アテルイや蝦夷上層部の処刑を決めてしまいます。 


リーダーを 失った蝦夷の人たちは約束が違うと戦うも
結局ヤマト族に敗北してしまいます・・・ 


(これが映画の冒頭で 
アシタカが蝦夷のムラを 
追放される場面で、 


ある長老が「ヤマトとの戦いに敗れて500有余年」に
あたると私は考えています。) 


岩手県に住んでいた 
縄文系出雲族の人たちは、 
北上して青森県に行き着いたのです。 


これが、 
アシタカのご先祖様たち 
だったのです。。 


そして、 
もののけ姫ではこの500年後が 
描かれているということになるんです。。

青森に残る巨石信仰=磐座(イワクラ)


また長髄彦の子孫そして 
アシタカの先祖が 
青森に来た状況証拠も 
実は残っていまして・・・ 


それは、青森県にある 
巨石信仰なんです。 

東北各所に残る磐座信仰

映画の中でも 
村長の家の近くには 
大きな磐座があるんです。


つまりアシタカの村は、 
縄文系の磐座信仰をベースにした
自然信仰の村であるということなんです。 


そして、 
このもののけ姫が映画として 
ヒットした数年後に 
「千と千尋の神隠し」が 
出されているということは、、、 


ニギハヤヒをメインに扱う 
👉千と千尋の神隠し 


ニギハヤヒの 
部下長髄彦をメインに扱う 
👉もののけ姫
 


どう考えても 
日本の真の裏側を 
描き出したい


という 宮崎駿監督の意図を 
ドンピシャで感じるのは 
我々だけでしょうか?!笑



だからこそ、二つの作品が 
「対」になっているというわけです。 



ニギハヤヒ・長髄彦そして 
教科書に出てくる蝦夷という部分に 
繋がりましたよね.


神武天皇の兄を殺した長髄彦の子孫、蝦夷の王太子がアシタカ

アシタカのご先祖様である長髄彦を東北に逃したのがニギハヤヒ


また、今回のレポートで 
平安時代に行われてしまった桓武天皇の「蝦夷征討」の
見方も変わってくるのでは無いでしょうか?。


もののけ姫は、 
「結局どんなメッセージを 
伝えたかったの?」と 
なりそうな映画ですが、 


今回のもののけ姫レポート 
第2弾を読んでいただければ、 
隠されし日本の真の歴史という部分に 
繋がっていることがご理解いただけたのでは
ないかと思います。


これからも日本の神々は、 
神社や神様のストーリー 
そして古代の古史古伝を 
紐解きながら事実を元にした 
調査というものを大事にしていきたいと思います。 


ぜひとも 
今回のレポートの感想を 
お聞かせ願えると嬉しいです!!



今回も最後までいただき 
ありがとうございました!!

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