『千と千尋の神隠し』に隠されし古代日本を支配していたすごい神様の正体とは・・・


千と千尋の神隠しに隠されし
とんでもない神様とは・・・


どうも、日本の神々です!

あなたは、大ヒット映画
「千と千尋の神隠し」に
とんでもない神様
隠されていることを
知ってましたか?

千と千尋の神隠しは、
だいぶ前に放映された映画なのですが、、

3年前に出てきた鬼滅の刃に
興行収入を抜かれるまでは
興行収入ランキング一位
20年以上維持していました。


つまり、映画が放映されていた当時は、
すごく流行っていたのです。


今回は、
「千と千尋の神隠し」に隠されし
とんでもない神様の正体を考察して
いきます!!


しかし、その前にだいぶ前ですので
ストーリーを忘れている方のために
おさらいをしたいと思います。


主人公は、小学生の千尋で
千尋が別の学校に転校し、
他の街に引っ越しをする
場面から物語が始まります。

別の街の学校に転校する千尋


途中、お父さんが運転する車が
山の中に迷い込んでしまい、


千尋とお父さんとお母さんは、
別の世界に入り込んでしまいます。


お父さんとお母さんは
その世界の食べ物を食べて
豚になってしまうんですよね。


これが・・・
こう・・・

千尋はそれを見て
驚き飛び出してしまいます。

千尋は、大きな湯屋の入り口に行ったところ、
1人の少年(ハク)から

「ここに来てはいけない!
すぐに逃げろ!!走ってできるだけ
遠くに行くんだ!」


こう言われて怖くなり
走りだします。

夜になり化け物みたいな
存在が街を練り歩くようになり、
千尋は1人隠れてうずくまってました。

そこにハクが現れ湯屋に
連れて行きます。

そこで、千尋はカマじい
そして、湯婆婆と会い契約を
交わし湯屋で働くことになります。


そこで、千尋は湯婆婆から
今日からお前は千だ」と
名前を奪われてしまいます。


強欲な湯婆婆

湯屋で働くことになった
千尋改め「千」は、リンと共に
湯屋で働き始めます。

千は、人間ということから
湯屋の他の従業員から当初は
煙たがられていたものの

河の神の体内から大量の砂金を
出したことから湯屋に大きな利益をもたらし
湯婆婆から認められ、周りからも一目置かれる
ようになります。

最終的に千は、銭婆婆(ゼニーバ)の
ハンコを盗んでもがき苦しんでたハクを助けて
ハクに本当の名前を思い出させます。

「千尋、私は自分の名前を
取り戻した!!

私の本当の名前は、
ニギハヤミ・コハクヌシ

自分の名前を取り戻すハク


それが今回のレポートの大いなる
カギとなる「ニギハヤミ・コハクヌシ」
という名前なのですね。

色々な試練を乗り越え、
元の世界に戻るというストーリーでした。

実は千と千尋の神隠しは、
神話のエッセンスがふんだんに
取り込まれているんです。

①イザナミが陰府の国の食べ物を
食べてしまった話

(お父さんとお母さんが食べ物を食べて
豚になってしまう=イザナミが陰府の国の食べ物を
食べて戻れなくなってしまう。)

②八百万の神様
(湯屋のお客さんとして登場)

③名前を奪われると支配される
(千尋から千へ,スクナビコナが大国主に対して
名前を言わないというエピソード

あとは、ニニギ天孫降臨の際
猿田彦(さるたひこ)が地上にいるけど、
名前を名乗らない。)

①のイザナミの陰府の国の
エピソードから説明していきますね。

国生みを終えた
イザナミとイザナギ。

しかし、その次の神生みの最中
イザナミは火の神カグツチを
生んだことで陰部に大火傷をしてしまい、

イザナギの看病もむなしく
亡くなってしまいます。

結果、イザナギはカグツチを斬り殺すも
愛する妻だったイザナミのことを忘れきれず
イザナミのいる陰府(よみ)に行きますよね。


そこでイザナギは
イザナミと会えるのですが


イザナミは、「もう少し早くきてくれれば・・・
私は、もうすでに陰府の国の食べ物を
食べてしまったんです・・・


このようにイザナミが
イザナギに告げるシーンが
あります。


このイザナミが陰府の国の食べ物を食べたシーンが
千と千尋の神隠しの前半にある千尋のお父さんと
お母さんが「美味そうだなあ」と言いながら、


千尋が「お店の人から怒られるから
辞めようよ!」というシーンと
重なっているんです。


結果、千尋の両親は
湯婆婆の世界の食べ物を
食べた結果・・・


豚になってしまい
帰れなくなりますよね?


これは、イザナミの黄泉の国での
エピソードを反映していると
考えることができるのです。


②の八百万の神は、
湯屋のお客さんとして船から
「ぶわ〜〜」っと出てきますし、


千尋が湯婆婆から認められるきっかけに
なったオクサレ神は、本当は河の神だったことが
明かされています。


(みんなでロープを引っ張って
ゴミを引っ張り出して綺麗になった
河の神が、「良きかな〜」と言って
川に帰っていったのは名場面ですよね。)


次に③名前を奪われたら支配される
ついて説明します。

これは、釜爺も「自分の名前を知られたら
支配されるから隠している」と言ってましたし、


実際に本当の名前を知られた
ハクは湯婆婆に支配されてましたよね。


千尋も途中自分の名前を
忘れかけていました。


ハクは、ニギハヤミ・コハクヌシという
本当の名前を湯婆婆に知られてしまい、名前を奪われて
「ハク」という名前をつけられてしまい、


湯婆婆の言いなりに
なってしまってました。。


(その言いなりになった結果、
銭婆婆ゼニーバのハンコを
盗んでしまうんでした・・・)


ハンコを盗んで傷つくハク…


しかし、千尋の活躍の結果
本当の自分の名前を取り戻せたのでした。


実は名前を奪われたら支配されるも、
古事記の世界観を基にしていると
考えられるんです。


そのエピソードの一つ目は、大国主が
1人で国づくりなんてできないよ〜」と
嘆いていたときのこと。


ある1柱の神様が登場します。
大国主は、「あなたの名前は?」と聞いても
その神様は黙りこくったままでした。


そこで大国主は、
物知りのかかしなら知ってるだろうと
聞いたところ、


かかしは、
「あの神様は、神産霊日神(かみむすひのかみ)の子ども
スクナビコナ様です。」


というエピソードが
あるのです。


*神産巣日神は、
アメノミナカヌシ・タカミムスヒと並ぶ
造化三神の1柱を担う神様。

このスクナビコナが黙りこくった理由は、
自分から名前を明かして大国主に支配されるのを
恐れたからという背景があります。


もう一つ名前を知られると
支配されるというのが分かるのが、


古事記の中盤ぐらいに出てくる
ニニギの天孫降臨の時の
猿田彦の振る舞いです。


猿田彦が鎮座する猿田彦神社


アマテラスが「光り輝くあの神は誰?
アメノウズメよ。あなたは弱いけど気後れしない
神だから名前を聞いてきなさい。」
と言ってましたよね。


つまり、光り輝く時には、
誰も猿田彦の名前が分からないんです。


「なんかキンキラキンに輝いている
神が地上におるな・・・」
ということしか分からないんです。


そこでアメノウズメが、
「今から天孫族であるニニギ様が
天降りを始める。」


ここからアメノウズメと猿田彦は、
問答を行うのですが、


これは、どちらが最初に名前を話して
主導権を握るのかというのを争った一面が
あるんです。


結果的に猿田彦は、
アメノウズメの美しさと勢いに押され、

(猿田彦)
「私は、国津神、猿田彦でござる。
ニニギ様の道案内を仕る(つかまつる)」

このようになかなか自分の名前を
言わないという行為には名前を言えば
支配されるという神話の世界の暗黙の
ルールが関係していると思われるのです。


その神話の世界の暗黙のルールが
千と千尋の神隠しにも適用されていると
言えます。


その証拠として、千尋が釜じいに
「みんなは、強制的に働かせられてるんじゃないの?」
と聞いたところ、


釜じい
「バカ言え。ワシらはれっきとした労働者じゃ
湯婆婆には名前を隠して自分の意思で
働いておるんじゃ」


このように自分の名前を湯婆婆に
隠して自らの意思で働いているという
ことが公式ブックからも明らかに
されてるんです。


これらの要素から
『千と千尋の神隠し』は
神話要素が満載な映画だということが
ご理解いただけたと思います。


では、ここからあなたも冒頭から
気になっていた千と千尋の神隠しに
隠されていた神さまの考察
に入っていきたいと
思います。


まず、そもそもどのキャラクターに
秘められていたのか?というところですが、


これ読んでいるあなたも
御察しの通りハクなんです・・・


ハクに秘められし神様とは・・・


ハクが「自分の名前をどうしても
思い出せないんだ・・・」


このように千尋に告げるシーンが
あるんですけど、


先述した通り湯婆婆は、
ハクの名前を奪い自らのコマとして
扱っていましたよね。


しかし、最終的にハクは自らの本当の名前である
「ニギハヤミ・コハクヌシ」を取り戻します。


このニギハヤミ・・・
日本神話に詳しい人なら思い出せると
思うんですが、、


100%
ニギハヤヒですよね?


このニギハヤヒという神様は、
神武天皇(宮崎出身)がヤマトに来る前に
近畿を治めていたとされ、


初代日本の統治王なのでは?
と考えられている神様なんです。


記紀によると、
神武天皇がヤマトにきた時に
元々自分(=ニギハヤヒ)が治めていた
ヤマトを・・・

「よくぞ来てくださいました!
実は私も天界出身でして!
このヤマトは、あなた様に献上します!


あなたに歯向った長髄彦(ながすねひこ)は
亡き者にしておきましたので!!」


このようにあっさりと
ヤマトを神武天皇に譲る謎すぎる
神様なんです・・・


また先代旧事本紀や古い神社の伝承によると
ニギハヤヒの別名は「天照国照彦天火明櫛玉邇芸速日命
(あまてるくにてるひこあめのほあかりくしたまにぎはやひのみこと)
とされており、


この名前にはとんでもない事実
表現されているんです。。。


それが、天照=アマテラス族、国照=スサノオ族
天火明(あめのほあかり)=ツクヨミ族


天照は、太陽を表しているとされ
アマテラス族は、太陽を信奉する一族。
天つ神はここに含まれます。


国照は、国つ神を表しているとされ
国つ神の筆頭はスサノオですよね。
つまりスサノオ族


最後、天火明は、月の明かりを
表しているとされ月といえばツクヨミ
つまりツクヨミ族。


この名前から、ニギハヤヒは
アマテラス族・スサノオ族・ツクヨミ族
三氏族を束ねる究極の存在だということが
分かるんです!!!!


つまり、ニギハヤヒこそ

初代日本の統治王


なのではないか?!
ということが考察できるのです!!!


しかし、古事記や日本書紀には
そういう記述はないため隠されている・・・


このハク(=ニギハヤミ・コハクヌシ)という
キャラクターにはそういう意図が秘められていると
するならば・・・


そもそもなんでハクというキャラの本名が
ニギハヤミなのかというところもすごい意図を
感じますよね。。


そして、映画の最終シーン
ニギハヤミ・コハクヌシが「千尋、私はもう大丈夫
今から湯婆婆に話をつけに行く。」


このシーンは、ハクが自分の本来の名前を
思い出して、自分は「湯婆婆と同等もしくは
それ以上の存在だ」と気づいたとするならば・・・


本来の名前と力を取り戻し、
「この世界の本当の支配者は私だ」と
ハクが気づいたということなんです。


また、コハクヌシという名前を漢字にすると
琥珀主」だと考えられており、


琥珀という石は単なる石ではなく
太陽を封じ込めた石」とされており、


琥珀の石言葉が、
「太陽・愛・帝王」という意味があるんです。


太陽・帝王といえば
もうアマテラスしかいないじゃないですか・・・


だからこそ、ニギハヤヒこそ
古代日本の初代統治王であり真の支配者である
ということがこの映画に秘められているんです。


実は、この千と千尋の神隠しと『対』になっている
映画が同じくジブリ作品である
『もののけ姫』なんです。


秘密ブログ倉庫の⑤に
格納しておりますのでぜひとも
ご覧いただけますと嬉しいです。


(もののけ姫レポートは
こちら👇👇
https://note.com/yaoyoroji888/n/n83616c62e787


いかがでしたでしょうか?


「千と千尋の神隠し」
まさに「神」が「隠」されていましたね。。

まとめ(今回のポイント💡)


①千と千尋の神隠しには、古事記の世界観
ふんだんに盛り込まれている。

②ハクというキャラクターには
古代日本の初代統治王である
ニギハヤヒという神様が封印されている。


③ニギハヤヒは、
天照国照彦天火明櫛玉邇芸速日命という
(あまてるくにてるひこあめのほあかり
くしたまにぎはやひのみこと)という別名があり、


これによりアマテラス族・スサノオ族・ツクヨミ族を
一手に束ねる究極の存在だった。


「千と千尋の神隠しに
ここまでの意図があったなんて・・・」


「宮崎駿監督の作品への意図が
すごすぎる・・・」


「改めてこの目線で映画を
見てみたい!!」


こう思われた方は、
スキ!」(ハート❤️マーク)で
教えてくださいね!!


今回も最後まで読んでいただき
ありがとうございました!!



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