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こんなときこそ人の優しさが沁みる、を繰り返しながら


「私、いま余裕ないな」が続いてもうすぐ半年になりそうだ。「今の自分は輝いていない」という自覚がさらに自分を追い込む。何か目指すものがあって、努力している人は輝いている。じゃあ私はどうだろうか。悶々とした頭では眠りにつくのが難しく、何度も寝返りを打つ。


自分の調子が悪い自覚はちゃんとある。LINEの返信を溜めがちになる(ごめん)し、今まで苦に思うことなく取り組めたルーティン(ピアノ、筋トレ)が億劫になる。
それでも私の身体はかなり健康で、倒れることなんてないから、「まだ限界じゃないぞ」と神様的な誰かに言われているように感じる。


常に息切れ状態、これは比喩だが。ほんとうに息が苦しくて、目が開かなくて、このまま静かに意識を飛ばしていたくなる。そうしている間にまた次の波に揉まれて、自分の所在がわからなくなるまで流されている。私以外の時間が止まって欲しい。

「靴紐結ぶからちょっとタンマ!」はもう効力を失った。でも一旦待って欲しいんだ。みんなが待ってくれている間に、息を整えさせて欲しい。絶対追いつきたい、私も輝いていたいから。


みんなはキラキラしている。その一方で、私はどうなりたいのか、何がしたいのか、決めかねている。


そういえばこの前、久しぶりに会う友人とすれ違った。目が合って、「おおっ」と言った友人の声がいつもよりずっと優しくて、穏やかで、少し嬉しかった。その人は普段から少し怒りっぽいところがあるから。

しばらく会わない間にその友人の中で何か変化があったのかな、なんて思いながら私は家路についた。

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