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「親の願い」は人生を楽しむこと。

娘が髪をカットに行き、ついでに足を伸ばして、祇園祭を見物しているらしいです。美容院でもらった団扇を片手に、混み合った街をぶらぶらしていたそうです。

職場であまり目立たないように、少し髪を染めるよ。最近、筋トレをしてるんだよ。夏休みは長めの休暇になるから、帰省するよ。京都でお寿司を食べたから、腹ごなしに祭りを見物して帰るよ。秋には資格試験がるから忙しいわ。

娘の姿に目を細めています。長らくベランダに放置されていた、ビンカンの分別ゴミも今月やっと捨てたと聴きました。どうやらゴミ屋敷は脱出できたようです。

「自由に人生を楽しんで欲しい」という親の願いが叶っているようです。

息子

ガイドヘルパーさんと外出の日でした。いつもマクドナルドでハンバーガーを食べて、古本屋を何軒か見て歩きます。

雨の予報だったので、何キロ一緒に歩くヘルパーさんが気の毒に思いました。古本屋さんの近くにスーパー銭湯を見つけました。本人が納得したら、雨がひどいときに立ち寄って時間をつぶしてくださいと、地図とバスの時間をメモして手渡しました。

温泉好きな息子は、スーパー銭湯を大いに楽しんだようでした。次のガイドでもスーパー銭湯に行きたいと、ヘルパーさんに伝えたそうです。

ヘルパーさんの見守り下の入浴で、「背中の汗疹が気になったので、ゴシゴシ洗っときましたよ。髭もキレイになっているでしょ。今日は全部で8キロ歩きました。雨だから距離が少ないです。」と介助や配慮をしていただきました。本当にありがたいことです。

あくまで本人の意向や選択ができるように配慮をしていますが、息子は事業所のお給金で好きな本を買い、ガイドヘルパーさんに助けてもらいながら、外出を楽しんでいます。

「障害者なりに人生を楽しんで欲しい。」という親の願いが叶っているようです。

わたしも思い描いていたような人生ではありませんでしたが、予想外を楽しんでいます。

今朝は山口県に資料館から曽祖父の消息の情報が届きました。もともと近現代史が関心があったので、この調査を楽しんでいます。明治期の移民の歴史について、勉強したいと思っています。

英語の学習は、相変わらず、基礎構文やTo不定詞が致命的に、理解できていません。しかしコツコツと取り組んでいたオーソン・ウェルズの「1984」のテキストも後少しで終わります。昨日から翻訳本の「1984」を読み始めました。テキストより難解ですが、背景が補完されて物語がよく分かることができました。

テキストはザックリ翻訳をして、わからないことは想像で埋め合わせて創作するという無茶苦茶な私です。毎度、先生は頭を抱えておられます。この指導は先生の健康に悪そうな気がします。それでも負けずに「次のテキストはアガサ・クリスティーです」と予告を受けています。ある意味、戦いの日々です。

思いもよらない相談員をするにあたり、ぼちぼち家から出ていこうと思えるようになりました。こちらももっと勉強を深めていきたいです。

「人生、やり残すことのないように、やりたいことをやる」有言実行です。

おそらくもう成仏していると思うけど。生きていれば、なんとかなるし、諦めない限り絶望することはありません。

「生きてるだけで丸儲けやでー」と言ってやりたいです😝

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