幼年期は最悪、晩年運は最強🔮
久しぶりに実家に顔を出し、母と話していました。
「友人が占いを勉強しているんだけど、私の運勢、幼年期がものすごく悪かったんだって〜」と話すと母が、ものすごくムッとした顔になりました。
「あんた生きてるやん!!」
「まあそうですけど。違う占い師にも言われたことあるし、子どものころ友だちに生命線が途中で切れてるね。うわー○ぬわ」と言われたことがあるよ。あんまり気にしたことないけど。」
「何が悪いの?あんたの幼年期の何が悪かったの?
小さい頃、おばあちゃんに預けてたとき、いじめられてたの?何されたの?おばあちゃんがジュース飲ませすぎて、乳歯が全部虫歯になったこと?
縦笛もオルガンも吹けないし、算数もできないし、習字を習いに行けば、喋りすぎで破門されたこと?小4のとき担任から漢字の書き取りが、全くできていない、低学年レベルですねって言われたこと?
病気?腎臓悪くしたこと?体育を見学になったから公立高校に行けなくなったこと?短大も看護学校も不合格しまくったこと?
あんた文句たれで、このままブーブー言い続けるのかって、本当は心配しててん。笑ったら可愛いのにって、亡くなったおばちゃんも言ってたしね。下唇が百恵ちゃんにも似てたやん。
ところでいつまでが幼年になん???」
出るわ出るわ。腹が立つほど、私の黒歴史が滝のように出てきました。運が悪いとかじゃなくて、これは単なる不器用で虚弱なアホの子ではないか?しかもブス!!
言っておくが、わたしはおばあちゃんとは仲良しで、いつも一緒に時代劇やメロドラマを見ていたし、虫歯でお歯黒だったけど、幼稚園時代は人生最強のモテモテだったとお母さんが言っていたよね。あれは嘘だったの?漢字は今でも苦手だけどなんとかなっているし、学校も補欠とかなんとかで滑り込みセーフで浪人はしていません。
気を取り直し「安心して、晩年運は最強らしいよ。どんな占いでも同じだよ。」と言ってみた。
母はふーんと、ホンマかいなという顔をした。
ブレイクしなくても、食べるもの、寝床があって、友だちがいて、本が読めているなら、これこそが最強な晩年運でしょ。なにより私は毎日ご機嫌なのです。
それにしてもここまでボロクソに思われていて、よくぞグレずに成人したものだと、自分の運の良さを喜びました。
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