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ラテン語とは、如何なるものか・・・音楽から記憶をたどる。

前英国首相ボリス・ジョンソンはラテン語が堪能だと風の噂で聞きました。ラテン語など凡人の私には、おそらく耳にしたことのない言語ではないでしょうか。

娘が言うには、「ラテン語とはヨーロッパの古語、日本でいうなら古典みたいなもんだよ。」と言いますが、どのような言葉がラテン語かが、さっぱり分かりません。日本の古典の授業ですら落ちこぼれのわたしです。

そんなわたしが通っていた高校は、ゆるいキリスト教の学校でした。クラブ活動は聖歌隊でした。メンバーはほぼ仏教徒でした。信仰心に関係なく歌が好きなメンバーで聖歌隊で讃美歌やら聖歌を歌っていました。オンチなわたしの歌も許されるジャンルが讃美歌です。そりゃあもう開き直って歌っていました。

だからクリスマスシーズンに、あちこちで流れるBGMの讃美歌は全部、歌えます。当時は讃美歌の他に、モーツァルトの「レクイエム」やら、大阪城ホールの風物詩、一万人の第九コンサートに参加していました。オンチだけど歌うのは楽しいので。

時々、学校のどこからか「この曲をよろしく」と司令が来ます。とにかくミッションクリアを目指し、何語か分からない言語で意味も分からず歌っていました。それがいまだに頭にこびりついている「キリエ」と「サンクトゥス」「アベベルムコルプス」でした。

今さらですが、あれは何語だったのだろうと気になったので、調べてみました。

「キリエ エレイソン」 ギリシャ語  主よ憐れみたまえ

「サンクトゥス」 ラテン語  聖なるかな             
「アヴェ・ヴェルム・コルプス」 ラテン語  めでたし まことの御体

驚くことに、日本のど田舎の学校で、私はラテン語の曲を歌っていたのでした。

当時の楽譜が見当たらないので、記憶を絞り出して「アベペルムコルプス」の歌詞を書き出してみました。※あくまで記憶による表記です。

「アベェアベェペルムコルプス ナハトゥム デ マリア イルビネ デパスム インモラースム インクル インクル チェプロドーミネ」

書き出すと、ヤバい呪文みたいです。ともかく30年以上の時を経て、歌っていた曲の言語が何であるかをやっと理解理解できて、スッキリ晴れ晴れです。

おやおや⁉️

YouTubeに「アベェペルムコルプス」がありました。作曲はモーツァルトでした。記憶が戻ってきました。

「キリエ」「サンクトゥス」はフォーレでしたか!!そうそうこんな曲でした

掃除機をかけながら歌ってみました。喘息の吸入薬を始めてから、声が枯れぎみで歌が歌えなくなっていましたが、不思議なことに高音がするりと出すことができました。

神に感謝です。



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