見出し画像

4.三十而已 感想①

ついに、こちらのドラマの感想を書こうと思いました。というのも、私的に気に入ったドラマは何度でも見直してしまう癖があり、最近YouTubeの切り抜き動画で、またあの見ていた頃の感動を思い返していました。今度、切り抜き動画で語る「」などやってみたいです。おそらく次回ですが・・・
このドラマに出てくる女優さんもそうなんですが、男性俳優も個性があって、42話あっても退屈さを感じませんでした。展開が予想もしないことばかりで、飽きさせないですね。(以下、ネタバレあり)


江疏影さん:王曼妮
百度かwikiで調べたら、この女優さんイギリスで修士とっていたらしい。すごいな。

画像1

30歳目前、高級ブティックの販売員として日々奮闘している姿がかっこよかったです。地方から上京してきて、自分で家を借りて生活している、本当に平均的な一般市民だなと、勝手に親近感湧いていました。日本でもこういう、実家に頼らず一人で頑張っている人多いですよね。私は好きです。
ストーリー最初では、彼氏の存在がなかったけれども、途中30歳の記念(確か)に乗った船で、いかにも富二代系男子(香港人)の出現で、交際を開始。(なんか富二代出てくると、絶対本妻いる系中国ドラマのお約束なのかなと思えるくらい現れますよね。私は完全に北京女子図鑑と、上海女子図鑑でトラウマ経験済みです。)
まぁ、順風満帆な彼氏との甘い生活が始まるのですが、車買ってあげたりや、家賃払うよなど、経済面での大きなプレゼントがちょっと愛人臭がして私は受け付けませんでした。案の定、香港の友人たちには認められた婚約者(笑)出てきたあたり、やっぱりなぁと思いました。そもそも、7年越しの婚約者って、ほぼ愛人みたいなものではと思いました。しかし、結局王曼妮が別れを切り出しましたが。中国のネットで、香港人彼氏のこと海王って言われていて「海賊王?ワンピース?」なんて軽ものを想像していましたが、プレイボーイ(もう死語ですよね。意味的には、近いですよね)のことで、げっ・・・と思いました。

画像2


この婚約者(笑)も、仕事場に来てワイワイするなよ。結局曼妮仕事やめて、色々あって闇金みたいな仕事始めてたのも個人的にショックでした。販売員の仕事辞めた後に、転職活動していましたが、前職と同条件の仕事が見つからなかったのがリアルでした。中国って、30歳以上になると営業スタッフの仕事が見つかりにくいって話を聞いたことがあったので、曼妮が見つからなかったのってもしかしてと思いました。(中国の就職事情に詳しい方いたら、情報お願いします。)一旦地元戻って見合い相手と会ったりしながら、その見合い相手での職場で働いたりしていましたが、やはり地方の環境に馴染めず、上海に戻ることを決める場面はちょっとグッと来ましたが、それ以上に特急乗って帰る前に、顾佳がいたのが個人的に、グッと来ました。30歳で結婚していないことに、あくせくする親で、地元の公務員?みたいな安定した仕事に就いている男性を紹介したりしていましたが、最後は娘の結婚のために貯めてきたお金を渡すシーンは、潔くていいなと。実際は、こんなスムーズにいかないんだろうなとも思いますけどね、まぁドラマなので。
番外編で、元彼(カフェ店長)の話もありましたね。まぁ、昔よりまともな道を歩いているプラス、ちゃっかり結婚相手ができてましたね。最後の海外留学に行くって決断は、予想外(途中出てきた元彼とヨリ戻るのかななんて思いましたから)でした。

この自分が本妻だから、あなたみたいな浮気相手が出てくると私がいつも処理してきたのよという言い方もウザかったのですが、彼の上海の家知ってる?という言い方から、もう海王自体信じられなくなりますよね。本当に知っていたのと、クレカ使わせてるのも正直、いい加減な人ですよね。別れて正解です。


童瑶さん:顾佳

画像3

内助の功、良妻賢母でしたね。そもそも、この人万能すぎましたね。もはや旦那より、顾佳が強すぎました。子供の幼稚園問題で、同じマンションに住むお局に取り入って、有名幼稚園へ入園。ま、そこで今度はママ友のアホらしいいじめに遭って子供がまさかの物置に閉じ込められるという、犯罪スレスレの事件に・・・主犯をボッコボコにするシーンはスッキリしました。やられたら、やられっぱなしではない分いいですね。はたまた、旦那の会社が問題起きるたび、色々と手助けしていましたね・・・。まぁ、顾佳もお局王奥さんの金持ちメンバーになるため、バーキン入手に精を出したりしてましたが、一時期お茶の工場をその金持ち奥様グループから譲り受けたらまさかの、貧乏くじに遭遇した時は、えぐいなと思いましたが最終的にはうまく立て直しましたね・・・。(元々が有能)
お茶の工場の経営立て直しに奔走している時に、旦那が不倫沼に陥っているのは、もうショックでした。

ここから、私の好きなシーンについて語らせてもらいます!!!

张月さん:林有有(顾佳の旦那:许幻山の不倫相手)

画像4

ま〜〜〜、厚顔無恥でしたね。つか、会った時からすでに家族いるってわかってての恋愛だったので、やばいなと。ま、そのノリに乗ってしまった旦那はもっとアホです。青い波のタトゥーいれてましたね。それを顾佳に見せて「あの青の花火は、许幻山が私のために上げてくれたんだから」って言ってたシーン、最悪でしたね。顾佳はてっきり自分のためだと思っていたわけですからね。↓

本当に、見ててハラハラするけど、何と言っても旦那のクズさ。顾佳の覇気が半端ないです。個人的に、「那我们来算一算,你们俩吃过多少次晚餐,开过多少次房,酒店的钱 你的房租,一笔一笔给我算清楚」「我请客你了」このセリフが、心に重くグサッときました。要するに、お前がこの旦那と一緒にいた時間に使ったお金全部私がおごってあげるわよと言う意味ですよね・・・
普通なら、言えませんよね。普通、お前が払えってなるのに対して、あえて奢ると言った顾佳がたくましすぎます。ですが、やっぱり負けると思った林有有が、波のタトゥー見せた途端、かなりショック受けましたよね。


ちなみに、このシーンも見物でした。

顾佳が、絶対に旦那が不倫したことを許さないと言ったシーンなんですが、流石です。自分の信念を曲げない顾佳が立派でした。何と言っても、旦那に対して失望したという感情が目で伝わってきました。見ているこっちが辛くなりそうなんですが、それでもしっかり自分の考えを伝える顾佳でしたね。旦那のいい訳聞くだけで、はらわた煮えくりかえりました・・・。「一緒にいると、自分が何もできないみたいで・・・」みたいなこと言ってた時、「じゃあ、それを理由に不倫してもいいんだね」というツッコミ入れてて、本当この许幻山のダメっぷりが露見しましたね。こんなんで、社長か・・・。


もう一人の主人公もいたのですが、長くなりそうなので次回の記事で書いていこうと思います。三十而已は、一人一人異なる立場の主人公のエピソードが面白くて、見ていくうちに愛着が湧いてきました。これに似たドラマで、「欢乐颂」があるのですが、あっちはみんな異なる職位の独身女性の話で、ややぶっ飛んでいました。比較的、三十而已の方が現実味があって好きです。

2021年9月9日

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?