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【ゼミ生お薦め本】『運転者一未来を変える過去からの使者一』

著者紹介
喜多川 泰

概要
 この本は、主人公の男性が、営業で契約をたくさん打ち切られ、家庭も上手くいかずに人生のどん底にいる中、人生の転機となる場所に連れて行くのが仕事という1人のタクシー運転手と出会い、「運」が好転する物語です。
 生きている上で、「運がいい」「運が悪い」と考えたことがあると思います。しかし、「運は〈良い〉〈悪い〉で表現するものではなく、〈貯める〉〈使う〉で表現するもの」とタクシー運転手は考えます。
 「運が悪い」「ついてない」と思っている人も、前向きに物事をなれる本となっています。

目次
第1章 プロローグ
第2章 デッドライン
第3章 運転手
第4章 ポイントカード
第5章 幸せの種
第6章 TAXI
第7章 すべての努力は報われるか
第8章 蕎麦の味
第9章 実際あるけど、絶対ない
第10章 最後のレッスン
第11章 新しいスタート
第12章 エピローグ

おすすめの理由
 私がこの本をおすすめしたいと考えた理由は、身近で現実的あり、自分の今までの考え方が変わる言葉が多くあったからです。その中から、今回は2つ紹介したいと思います。
 まず、本文には「運が劇的に変わる時、そんな場というのが人生にはあり、それを捕まえられるアンテナの感度は、上機嫌の時に最大限になる」という言葉が出てきます。「上機嫌」は、運を捉えてくれるアンテナの感度を上げてくれると言います。笑顔で明るく生活したり、物事をプラス思考で考えるようにすることで、今からでも意識することができると思いました。
 次に、タクシー運転手は自信をなくしている主人公に対して、「まず、誰かと比べるのをやめるといい。他の人の人生と比較するのをやめて、自分の人生に集中して。自分の人生を見つめれば自分がどれだけ恵まれているかがわかる」と声をかけています。近年、SNSの普及により、他人の生活を簡単に覗くことができ、人と比べやすい環境にいると思います。しかし、比べることで、逆に自分の人生が見えなくなってしまうのです。
 そんな時代だからこそ、この本を皆さんに読んでいただきたいと思い、「運転者」をおすすめの1冊に選びました。
(M. A)


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