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神戸大学児童文化研究会創設110周年のつどい(2024年5月26日)


はじめに

神戸大学児童文化研究会の卒業生を核とする「童研童友会」の童研設立110周年記念行事を主催した。

設立記念行事は童研設立90周年から始まり、つづいて100周年が開催されたが、コロナ禍で105周年を開催することができなかった。
童研の設立年は1912年説と1915年があったが、設立当時を知る会員の寄稿により1915年に確定した。

本来は2025年が110周年であるが、会長の「いつ開催不可能になるかわからない」という思いから、2024年の開催となった

準備

童友会役員会に現役役員が加わって綿密な計画が練られた。

前日の5月25日に六甲台講堂で影絵と人形劇の予行演習が行われた。
観客席や舞台照明の綿密なチェックも行った。

私の学生時代は重いハンドルを回して緞帳(どんちょう)を上げ下ろししていたのが電動に、照明も大きなスイッチをオンオフしていたのがトグルスイッチとスライドで非常に洗練されたものになっていた。

音響関係とプロジェクターの操作も舞台脇の一ヶ所にコンパクトにまとまっていた。
本格的な調光はプロジェクターのある2階最奥の調光室で行える
これはスゴい!

六甲台講堂

5月26日

受付(9:30-10:00) 

六甲台講堂入り口にて受付。
参加者の出足は早く、9時40分ごろにはほぼ全員が受付を済ませていた。

第1部 童友会総会(10:00-10:30)

舞台の緞帳前にテーブルと椅子が設けられ、
会長挨拶、今後の活動方針説明、寄付金および寄付品贈呈があった。
影絵「ぷくぷくとぼく」有志から影絵関連資料一式
人形劇団「ダブダブ」の早野文男さんから手作りの蹴込みが贈呈された
現役幹事長の挨拶で閉会

第2部 記念アトラクション(10:30-11:30)

影絵劇「ぷくぷくとぼく」
24回生と25回生の有志による影絵「ぷくぷくとぼく」上演
全員70才越えのメンバーが練習に練習を重ね、生で演じた。
音源は1971年夏の巡回講演合宿で上演された「ぷくぷくとぼく」

人形劇「飛び込む絵本の大冒険」
続いて現役童研生の2024年春の子供大会上演人形劇
「飛び込む絵本の大冒険」
観客と掛け合いしながら進んでいくお話
観客のお子さん2人が大喜びで
問いかけに応えてくれたので大いに盛り上がった。

スライドショー「童研の歴史」
プロジェクターで大映しになる「童研の歴史」
私が編集を任され、昔の文化財の音源を使ってBGMをまとめた8分弱のスライドショー

記念撮影(11:30-12:00 )

前回、記念撮影に時間がかかってあとのスケジュールが大幅に押してしまった苦い経験から全体の集合写真のみ撮影
(個人が特定されないようにぼかしを入れています)

記念撮影の後、アカデミア館3階「さくら」に移動

第3部 懇親会(12:00-14:30 )

12:00-12:30  人形劇
人形劇団「ダブダブ」で活躍されている早野文男さんによる人形劇
一人芝居で盛り上がった。
現役童研生を巻き込む手法がまたうまい

最近の子供は集中力がないとよくいわれるが、
早野さんの人形劇は40分の長丁場でも引き込まれて見ているというのも納得

児童文化研究会顧問あいさつ

4月1日より顧問に就任された岡部恭幸教授(国際人間科学部・大学院人間発達環境学研究科)のあいさつ。

ずっと「名ばかり顧問」時代が続いていて、
顧問が誰なのか調べないと現役生もわからない状態だったのだが

岡部恭幸教授は嫁さんが童研人ということもあって
いろいろ尽力していただける、頼れる先生になりそうだ。
スピーチも気合が入っていた。
「今日、家を出る時に結婚して初めて嫁さんに「ありがとう」と言われました」など、ユーモアたっぷりのトークで笑いを誘った。
スピーチ後も、童友会の人たちと談笑されていた。

回生ごとの自己紹介

乾杯・フリータイム(バイキングの食事タイム)の後
回生ごとに代表者が童研の思い出を披露した。

閉会
童研ソング六甲台から」を合唱し、副会長の閉会の挨拶でお開きとなった。

おわりに

参加者は100人を超えた。
会場の狭さの関係で現役の1年生の参加を断ることになった。
早野さんは「1年生にも観てほしかった」と残念がっていた。

参加者が帰り際に「とても良かった」と笑顔で帰って行ったのが印象的だった。

次回は115周年だ!




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