JAXA訪問(2022年6月23日)
はじめに
JAXAを退職したあとも、JAXA宇宙探査イノベーションハブの研究成果の実用化など、いろいろとJAXAと接点はあったのだが、なかなか宇宙研を訪れる機会に恵まれなかった。
2年と少し期間が空いたが、プロジェクト関連の打合せでJAXAを訪れることになった。
JAXA訪問
2年ですっかり変わったのがメンバーだ。
私が所属していた頃のメンバーは数名しかいない。
イノベーションハブは、JSTのプロジェクトが終了したあと宇宙研内部予算でやりくりする必要があり、予算規模が縮小され、苦しい時期があったのだ。
アルテミス計画が始動して、メンバーは資金が潤沢なアルテミス計画や、新技術開発の部署などに移っていったのだ。
ただ、現状は予算規模もJSTプロジェクトと同じ規模に復活しているという。
成果が実用化フェイズに入ってきたことと、ハブの共同研究に「宇宙における有人飛行実現のための共同研究」が加わったことが大きいようだ。
JAXAの人事は本当に流動的で、つくば、相模原、調布の間の異動もごく自然に行われている。
変わらなかったのは、共同研究で開発した「世界最高性能の小型モータ」や「超軽量超高精度絶対角度レゾルバ」などの展示品がすぐに見つかって出てきたことだ。
このプロジェクトを一緒に担当した大槻真嗣先生も今は全く別の部署でご活躍されている。
おわりに
JAXA職員は、一人で3つの衛星の運行を担当していたりする。
驚いたことに「はやぶさ2」の担当者も例外ではない
それぞれの衛星の運行が基本3交代制なので、3つも受け持っていたら、ふつうの人は体が持たない
宇宙探査イノベーションハブも例外ではなく、一緒に共同研究を担当した大槻真嗣先生も他の衛星の開発に携わっていたし、ほとんどのメンバーは衛星運用が主業務だったのだ。
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